注)記事の日付は太陰暦を用いております

2007年08月06日

土用干し

水無月二十四日 晴れ

 7月20日から明日の立秋まで、夏の土用となり、巷ではウナギの匂いが香ばしく立ち込める頃となる。梅雨が明けるこの時期は、暑さも極みに向かい恐ろしいほどの晴天がひとしきり続く季節でもある。とてもじゃないが昼間に農作業など出来やしない百姓は、この晴天を利用した加工食などの作業をしてきた。

 梅雨入り前の青梅が出回る頃から漬けはじめた梅が甕の中でシソに染まる頃、梅雨明けの晴れ空の続く数日間に「土用干し」を行なうのだ。

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 曰く、「土用の晴天の日、三日三晩干す。梅を一つずつザルに広げて干す。夜もそのまま干す。梅酢、しそは甕に入れたまま、ビニールをかけて太陽にあてる。三日干したら、午後三時頃、干した梅を甕の中に入れるとジューと音がして赤く染まる。土用干しをした梅はやわらかくて、種ばなれがよく、おいしい。(保存食と常備菜 島田昌子著 葦書房)」


 太陽にさらして数十分、様子を見に行くと、塩漬けした結晶が梅の実の肌にうっすらと薄白く浮かんでいた。天気予報では、これから三日間は雨のマークの気配なし。初めての梅干作りも、なかなか順調です。

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 ついでに二月に仕込んだ味噌の天地返しも行ないました。しゃもじについた味噌は皿に取り、キュウリですくって昼飯に。ほとんど完成している味噌だったが、もう少し寝かせて熟成させてみる。

最近、食べ物ネタばかりでスミマセン。
posted by 学 at 16:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 食の喜び | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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