注)記事の日付は太陰暦を用いております

2005年07月24日

草取りの風景

水無月十九日 晴れ

 8月に少し江南を空ける前に済ませておくべき最優先事項、それが田んぼの草取りである。苗を植えてから早いところで一ヶ月、最後の個所で二週間が過ぎ、雑草も目立つ丈に伸びてきた。この時期にその伸びかけの雑草の勢いを殺すことで、稲の生長がうまく軌道に乗るという。ポイントは、稲よりも丈を伸ばしてしまって日陰を作らせないことと、株周りに邪魔をしてブンケツの妨げにならせないこと。8月に入ると稲の根が広く張り進めるのでむやみに草取りに田んぼに入っては根を傷つけてしまい収穫を左右するほどの悪影響がでてしまう、と頭の片隅に不確かな(しかしもっともな)記憶が残っている。
 ということで午前中、集中して田んぼにヒイコラ腰を曲げる決意を固めた。そんな決意に嬉しい助っ人の声が届く。昼食のうどん屋に味をしめてであろうか先日の見習君による今日の遠征は、とにかくありがたい限りである。

 冷蔵庫に冷やしたスイカを作業前にちらつかせたのも功を奏してか(というより自分を鼓舞したのであるが)、真面目に真面目に雑草に神経を集中させて数時間、かくして田んぼは稲と水と虫と土と、雑草の亡骸という構成に戻すことに成功。もちろん刈ったり抜いたりひっくり返した雑草は、そのまま田んぼに寝かせて置く。生活空間をぐちゃりぐちゃりと荒らされた虫たちが、少しずつ落ち着きを見せ始めた田んぼの中をせわしなく動き回りだす。稲株の間に出現した長靴の足跡が、何故だか頼もしく見えるお昼前である。

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 いつまにか別の来訪者もお子さんを連れて顔を見せてくれた。同行の腕白姉妹が田んぼの水辺で遊ぶのを見ているとつられてついつい視点が低くなってしまう。普段は気づかない草や虫、強さを増す陽射しに光る用水路の水に目を奪われ、少しでも暑さを忘れられる時間がまた嬉しい。わが田んぼを支える、影の主役ともいえるだろう、用水路の水門。いいねいいね〜輝いてるね〜、という訳で一枚をば。これからも頼むぜよ。


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posted by 学 at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 田の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。
初めて拝見させていただきました。
自然農以外のことも勉強になります!
私は自然農2年目です。
また遊びにきます。
Posted by naomi at 2005年08月06日 22:51
naomiさんはじめまして。
私も自然農に取り組んでまだまだ初心者ですが、結局自分自身と向き合うことのような気がしてきている今日この頃です。また遊びにおいでください。
Posted by インチキ at 2005年08月12日 23:35
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