注)記事の日付は太陰暦を用いております

2004年10月03日

ラジオシンシュツハタス

葉月二十日 小雨
 雨に一日降られる日に、家でできることといえば、ラジオを聞きながらゆっくり料理でも作って過ごすのがもってこいだ。そんな日に、このインチキ百姓が天下のJ-WAVEに声を乗せることになるとは誰も予想できまい。自然農に出会って二年、ついに自然農の素晴らしさを全国に広めるチャンスが訪れるとは!はてさて顛末や如何に!?


 今夜は栗御飯かなと渋皮剥きを始めようかという午後に、ラジオから流れるJ-WAVEのヒットチャート、TOKIO HOT 100。さらりと通り過ぎるサウンドの中、貧乏百姓の耳にあるフレーズが残る。「クイズに答えて1万円分のCD券をGET!」という視聴者参加コーナー、その名も逆電バスター。雨ですることもなく料理の下ごしらえをしているような奴にピッタリの企画ではないか。渋皮剥きの包丁を置き、ひと昔前のでかいFAXのダイヤルをすぐさまプッシュ。スタッフに繋がる。熱い思いを受話器に乗せる。スタッフは少しひきつつも、農業見習いというよく解らない男に関心が向きはじめたのがわかる。「『百姓』は放送できない言葉なんでそれだけお願いします」、(これについては後述)と屈辱の言葉を浴びつつも、1万円に欲がくらんでおとなしく了承し、受話器を置いた。あとは番組の抽選で掛かってくるかどうかということだが、これはモラッタナという手ごたえがあった。まあ、農民なんてJ-WAVEリスナーにしてみたら珍獣だろうしね。あとはラジオを待つのみ。

 番組ではクリスペプラーがダイヤルをはじめた。ラジオの向こうで呼び出し音が聞こえる。その時、打ち合わせ通りの如く家の電話が俺を呼ぶ。ほえー、マジかよ? …ガチャ。受話器の向こうは永年耳にしたクリスの声だ!うーん、意外に感動。しかも普通に会話してるぞ、俺。いつもラジオで聞く軽妙トークに乗せられて、上機嫌に会話が進む。「いいねえー、これからは農業の時代ですよね♪」とクリスが上手くまとめると、いよいよクイズの出題だ。今度開通する地下鉄13号線の渋谷からの乗り入れ線は何?という問題に、手帳の路線図を見てなんとなく正解(東横線)♪ 思ったより冷静に答える自分に何故か笑えてくる。いやー、気分いいね。と浸る間もなく「それでは埼玉からもガンガン横浜方面に遊びに行けますねー」というクリスの振りに、「そうですね。便利になるなー。」と本気とも取れない反応で返してしまい、あっけなく終了〜。

 いやはや、全く、自然農の「し」の字も言わずに終わってる始末。J-WAVEに初めて「自然農」のフレーズを残したオトコになる野望は、果たせぬ夢に終わってしまった。いつの日かクリスと再会した時に、この日を懐かしく思い出すことになるまでお預けにしておこう。がはははは。
 雨の日曜が暮れていく。。。



※放送禁止用語「百姓」… 舶来主義?のJ-WAVEでさえ、ご多分に漏れず自主規制の統制下にあることがうかがえる。まったくもってナンセンス。百姓が差別用語なら、サラリーマンも公務員も、銀行マンも特派員も、全部差別用語になると思うんですけど。言葉を放つ者が差別心があるかないかの問題である。俺は百姓以外みんな差別(百姓が一番だ)してるから、全部放送禁止! といっても後の祭り。「百姓」捨てて1万円を取ったんだから。情けねえ。あぁ、情けねえ。
posted by 学 at 22:14| Comment(4) | TrackBack(0) | 徒然なる日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いやはや。J-Waveデビューおめでたう。
しかも1万円ゲット羨ましい。

ここで私のお勧めCD:

Catriona Macdonaldの「Bold」。
スコットランドの島出身のフィドル奏者。
ケルト系音楽。非常に心地よい。

にしても、百姓が差別用語だったとはしらなんだ・・・。「お百姓さん」って言う言葉には、むしろ愛情がこもっている気がするんだけどねぇ・・・?

Posted by kazzy at 2004年10月05日 19:02
CD券がまだ届きません(笑)。

来週楽しみだね。
Posted by まなぶ at 2004年10月08日 23:05
ふ〜ん、百姓は差別用語なんだ。

百姓の意味は百の職業をこなす者(姓:かばね)と聞いたことがあります。
奇跡のリンゴの木村さんの本に書かれていました。


百姓を差別用語と考える人たちの心の貧しさに心が痛みます。

私にとって、百姓は尊敬の言葉です。

私が今まで、ずっとやってきた大工も、百のうちの一つにすぎないと知った時のショックは今でも憶えています。


悲しい現実ですね。
Posted by みなべ at 2009年08月22日 23:25
これもまた5年前なんですね。

百姓が放送できない言葉というのは、その時点での私自身が接した事ですので、いまでは「悲しい現実」なのかどうかは語ることはできません。

百姓という言葉に限らず、常識や価値が凝り固まりすぎてどうでもいいルールが多すぎることはもどかしくありますが、自分がとらわれなければ良いかな、と思っております。

そんなこんなで、自分は百姓でも、一姓でも、十姓でもなんでもいいわけです。

いうなれば(もしくはもともとは)、天皇以外、日本人は全て百姓なのです。農に、工に、商に、貴賤に、関わらず。

That's all.
Posted by インチキ at 2009年09月05日 01:53
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