注)記事の日付は太陰暦を用いております

2005年10月04日

薄幕の下

長月二日 曇り  

 水を落としてカラカラになる筈の田んぼであるが、秋雨が程よく助けてくれているこの頃。さらに自然農の田んぼでは、思わぬ副産物がその水気の確保を補ってくれる。

 それがこれじゃ。 

 051004usumaku
 
 何?

 そう、夏の間に稲株の下の水面にぐびぐびと張り巡らせた藻のやつらの死骸(つまりは枯れたもの)である。不思議にも土から数センチの空間をあけて、まるで小さな雲のように水田の土を覆っている。白く枯れたその姿は、秋空に軽やかに浮かぶいわし雲さながら。


 051004chirari


 その下がどうにもこうにも気になって、スケベ心でぺろりとめくった。しっとりと湿り気を蓄えた土が実りを迎える株の足元を優しく支えている。
 この、生命の絶妙の好関係に触れる瞬間、自然農のそばで生活する喜びのひとつ。面白し。

 


posted by 学 at 23:00| Comment(8) | TrackBack(0) | 田の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 はじめまして!以前に、図書館から「現代農業」3月号を借りたのですが、ネット上でもそう言った内容のものが無いか?と"農暦"で検索しておりました。
 生憎、期待した内容のは見つける事が出来ませんでしたが、その代わりにこちらの、「インチキ百姓・・・」に出会いました。
 その内、春の「種籾をスズメに食べられてしまった」と言う内容について、コメントさせて下さい。
 私の実家では昔(学生の頃だから30年は昔)、種籾は直播でやっておりまして、水漬け後にベンガラをまぶしてから蒔いておりました。そうするとスズメが食べないんだそうです。
 今は帰ることがないので知りませんが、当時、なるべく農薬は使わないようにしており、良く滋賀県に在る「酵素の世界社」の酵素を使っておりました。「直播」をするのも我家位なもので、近所の一軒が途中から我家を見習って直播を始めた位。他では一般的な方法でした。

 以前テレビで、鉄粉だったか、なんだったか?良く覚えてないけど(スイマセン!)その様な物をまぶしているのも見たことがあります。

 以上、もし参考にでもなれば良いのですが。
                                                                                                                                                                     

Posted by テン&シマ at 2005年10月09日 16:47
テン&シマさん、はじめまして!
ベンガラですかあ、珍しい方法ですね。
今や手に入れるのも難しい気もしますが、鉄粉だったら代わりになるかもしれませんね。発芽やその後の成長に影響はないのかな?今後いろいろ調べてみて、また報告しますね。(できれば・・・)。
これからも色々ご教授お願いいたします。
Posted by インチキ at 2005年10月15日 20:14
ご無沙汰しています。
直播とは珍しいですね。直播は福岡正信氏くらいかと思いましたが、ベンガラを使うとは始めて聞きました。確か福岡氏は泥団子にして蒔いていたと思いましたが。
Posted by かとう at 2005年10月15日 22:44
私の感覚ですとテン&シマさんの「直播」というのは苗床への直播なのだと思っていました。苗床へ直播という表現も幾分おかしいかもしれませんが、農家さんの主流は「苗箱」での苗作りですし、苗床に直播というのもアリかなと。
でももしかして田んぼに直播(苗植えなし)なのかな?興味深々。
Posted by インチキ at 2005年10月17日 22:26
「直播」とはもちろん田んぼに「直接撒く」と言う事です。 但し、何年か前にテレビで見た福岡氏の様な、団子を適当に投げるのとは違い、ちょっとした用具を使って押しながら(引きながらだったかな?)数粒を2列だったか4列だったかずつ撒いて行きます。よその田んぼとの違いは、成長した苗の列を見て「横から見ると揃ってるけど縦から見ると揃ってないね」と言うくらい。 ベンガラは天然の物だから(鉱石の粉でしたよね確か)別に稲に影響はないと思います。それどころか当時、我家の米はとっても美味しくて、私はよその米が食べられなった。長年の土作りが良かったのか、米の品種(不明)が良かったのか、はたまた酵素を使ってたのが良かったのか? 今日のNHK「ためしてガッテン」を見たら、「やっぱり酵素が良かったのでは?」と思うのですが。・・・ 話は飛びますが、川口由一氏については、かつて「ピースボート」に乗船中、講座に参加して、話を聞いたことがあります。
Posted by テン&シマ at 2005年10月19日 20:01
だんだん昔の事を思い出してきました。福岡氏は泥団子を適当に投げる方法と、確か籾種を手押し機械に入れて蒔く方法をとっていたように思います。特許を申請していたようですが。また、奈良県の川口さんを訪ねた際に、川口さんが自分の田んぼを指しながら、これくらい自然農をやると直播ができるかもしれないといっていたのを思い出しました。直播って究極の様な方法ですね。
Posted by かとう at 2005年10月19日 21:53
 何度もすいません!コメントの打ち込み方が良く解かってないもんで・・・。「アレ?打ち込まれてない?? なら、ついでに書忘れもあるし・・・。」と、再度書き込んだ直後「あぁ!またやってしまった!」
 ---夫に「訳もわからんモンが打ち込みなんかするけんよ!」(広島弁)と言われてしまいました。---

Posted by テン&シマ at 2005年10月19日 23:11
テン&シマさん、コメント欄は軽く整えておきましたので気になさらないでくださーい。それよりも貴重なテーマありがとうございます!

酵素、ベンガラ、直播、となかなか奥深い話題にふくらんでまいりましたね。なんとなくわかってきました。来年にトライしてみようかな、とも思ってます。

1.ベンガラをまぶすと種籾がスズメに食べられにくい
  (らしい)。

2.ベンガラはまあ天然素材に近い(赤さび)ので田ん
  ぼへの影響も少ない(らしい)。

3.直播は小生はやらないつもりですが、苗床でも有効
  そうである(たぶん)。

※ 酵素はちょっとわからないので置いておきます。
  生命活動が活発にはなりそうですけどね。
Posted by インチキ at 2005年10月21日 22:51
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