注)記事の日付は太陰暦を用いております

2005年10月11日

空中発芽

長月九日 曇り 

 重陽の節句のこの日、特に何もせず、淡々と収穫作業を進めた。友人にも手伝ってもらい、サツマイモの様子を探り、秋トマト(そんな言葉はないが)を頬張り、高キビをようやく刈り採った。その高キビに、ここ数日の秋雨の湿気の影響だろうか予想だにしていなかった事態が起こっていた。なんと収穫前の穂の粒から、空中で発芽していたのが見つかったのである。もう少し枯れはじめてからの収穫を想定していた、インチキ百姓の怠惰への罰なのだろうか、見た瞬間に汗が引いた。こりゃあせっかくの初収穫がおしゃかになっては困る。急遽、作業の予定を変更し収穫の手順に頭をひねった。

 高キビは予想以上に脱穀しやすいようで、手荒にするとポロポロと実を落としやすい。そのため落とさぬように穂をまとめて新聞紙にくるみ、アパートの軒下に持ち運び、コンクリートの上で乾燥前の作業をすることにした。

 051011takakibi

 高キビは、黄緑の茎や葉に鮮血を浴びたような赤い模様が目に鮮やかであるが、その赤の色素はしっかりと実にも移っている。収穫量はしれたものなので、軒下で葉を取り数束にまとめ、ベランダの物干し竿に吊るすことに。もちろんその束には発芽してしまったものもあり、中には空中でカビが生えてしまったものまである始末。これからのベランダ干しで、他の実は無事に乾いてくれればよいのだが。秋の湿気は馬鹿には出来ぬと、また学びを深めた日。
posted by 学 at 23:00| Comment(3) | TrackBack(0) | 畑の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
種まきをしたときの、土の乾燥具合が印象に残っていたので、もしかしたらだめかなと思ってました。でも、ちゃんと育ったのですね。種のもっている生命力と大地の育てる力に脱帽です。そして、武蔵野農園主の暖かなまなざしに感謝します。なぜか、ずっと会っていない息子と再会したような気分です。(自分で育てたわけではありませんが、愛情はあるという意味で)でもやはり、世話焼きとしては、日々の微妙な変化を眺めながら育っていくのを見守りたかったかな。
 とにかくうれしいです。雑穀料理も楽しいので、試してみてね。
Posted by Tete at 2005年11月07日 22:33
>teteさん

お姉さん(種の主ですよね?)、蒔きっぱなしじゃアカンじゃないか。自然農はそれすら許してくれましたが(笑)。実を言うと小生も結構ほったらかしでした。

はたして、分けていただいた種の量を確保できているかすら自信がありませんが、きちんと息子を受け取りにくるように。

…雑穀料理できるほど収穫できてない気がしているので、来年の更なる増量計画に期待するインチキ百姓でした。
Posted by インチキ at 2005年11月07日 23:03
はーい。近いうちに、お礼をかねて息子を受け取りに行きます。でも来年も武蔵野自然農園で鍛えてもらってからでもいいかもなぁ、とも思っています。再会してから考えますね。
 
Posted by Tete at 2005年11月14日 22:19
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