注)記事の日付は太陰暦を用いております

2004年10月17日

恵みを感じる

長月四日 晴れ
 「いよいよ」。これほど的を得た気持ちもあるまい。いよいよ、稲刈りである。

 昨年の京都修行時代、我流の自然農で挑戦した米作りは大失敗。今年は自然農の先輩、同輩たちと共同で取り組んだ半年、成果は、明らかである。まずは、品種的に収穫の早い陸稲、黒米、赤米、コシヒカリを刈り取ることに。もちろん自然農、コンバインは使いません。手で刈り、手で束ね、稲木を組んで干す。単純で、嬉しくて、美味しい。米がどこから来て、どうやって育って、どれくらい美味くなって、口に入って、ウンコになるまで、全てが目の前にある。そんな気持ち。遠く中国で、インドで、アメリカで米を作らなくても、目の前にある。理想論でも現実論でもなく、ただの感性。60億人を幸せにすることはできなくても、ここにいる一人の人間は確実に幸せを感じている。そんな気持ち。
これが、米の力。

 041017kome

 米の力、見えますか?

さて、自然農での稲刈りの手順は以下に。(注:04年度丸ヶ崎版)

1.稲を刈る。
2.すぐ束ねずに、刈って一時間ほど置いて乾燥させる。
3.片手〜両手に持てるくらいを一束にして稲藁もしくは紐で縛る。
4.稲木を組んでおく。
5.稲木に束をかける。

実に単純。次に各行程での注意点。
>1 刈り残しと、雑草を一緒に刈り取らないように注意。なるべく稲だけを。
>2 通常の田んぼはこの時期は土がほぼ乾燥しているのでこの必要はなし。
   なぜ乾燥させる必要があるかは、不明。聞いときます。
>3 束が細すぎると束の数が増え、藁や紐の無駄遣いになるし、太いと作業しにくい。
   片手に余るくらいが良いかな。稲藁での束ね方、紐での束ね方は実践あるのみ。
   簡単で、誰でもすぐ出来ます。
>4 今回最大のポイントが、稲木の組み方。お金があれば専用のポールもあるが
   やはりここは天然素材で組みたいもの。木と縄のみで支柱をつくる物理法則は
   一回では理解不能。経験と感と理解力が必要。
>5 束のかけかたも重要。一つの束を、太さ2対1の割合で左右にねじりずらして
   又を作り、それを一束ごと左右反転させながら稲木にかけていく。書いてても
   いまいちピンとこない。知りたければ、現地に来るべし。

 結果、本日の完成品がこちら。↓

 041017inaki

 行程4、5においては丸ヶ崎自然農メンバーのご協力なくして出来るはずもなく、山本さん、東野さん、角尾さん、さらに共同作業仲間の斉藤君、大塚さん、及び助手君に大いなる感謝。

 
 041017inekari 
 <刈る手に不気味な笑顔を添えて>
posted by 学 at 17:45| Comment(1) | TrackBack(0) | 田の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ほんと良かった。
平成最大級の台風「トカゲ」に、稲木が倒されると覚悟してた。

山本さん達のご指導ももちろんだけど、師匠の縄の結び方がしっかりしていた証拠だねー。
Posted by 助手K at 2004年10月21日 23:12
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