太陽暦では閏年の2月29日でした。暖かな一日でした。なんとも穏やか、よしよし。
当Blogで時折紹介する二十四節句とは別に、一年の巡りをさらに三分に細分化して暦を感じるものに「七十二候」がある。特に理由も無いが、延べ始めると一年に72回も取り上げなくてはならなくなるという恐怖が先に立って今まで意識的に避けてきた。やれやれ。
2月29日ってなんか特別なのかしら、とカレンダーを見上げると、別段何も詳述はなく、代わりに七十二候の「草木萌動」とあった。「そうもくきざしうごく」と読み、陽気に誘われ草木が芽を吹き始める頃とある。いやはや、おっしゃる通り、付け足す言葉がまるでない。かくも暦は変わらず、かくも言葉は美しく。二十四節句とは異なり、古来唐土より伝来した言葉を次第に日本に風土に合わせて改良していったとのことにて、節句よりもきめこまかやかな趣を感じる暦とも言えるかもしれない。なにせ、あなどれません。
草木に負けず陽気に誘われた小生は、いい加減ウンザリ気味の畝作りをひと休みして、(また)移植作業に逃げ込んだ。いよいよ最終的にお別れも近い吉瀬の畑から、玉葱、ウコン、ミョウガを救出して、おまけに知人からいただいた長葱も加えて、畑にザクザクと植えていく。玉葱は、本来の移植時期ではないが、止むを得ないお引越。長葱は、既に収穫期を迎えた成熟株であるが、大量にいただいたので保存を兼ねて定植。ウコン、ミョウガは、保存して適期に植えつけることにした。来援した友人兼見学者のお手伝いも幸いして、ほのぼの天気とともに作業を進めることができた。
今日は芽吹きの陽気といえど、厳しい風がいつ戻るやもしれぬ季節。長葱の佇まいを少し心配して、物置小屋の掃除で出てきたタカキビの枯れ枝を風除けにこしらえた。草のまだ見えない畑の中の、ネギとタカキビのコントラストがなんとも微笑ましく。このひと手間、「愛情」なのか「思いつき」なのかはさておき、瑣末な情として伝わりますように。


「そうもくきざしうごく」なんとも。
その願いの途中経過はなかなか頼もしそうですね♪
俺のほうは、頭でっかちになりがちで名前負けしてますが(笑)。