注)記事の日付は太陰暦を用いております

2017年03月01日

火を囲むように

如月五日 曇り

 先日、友人が我が家に訪れた。
 子供たちが寝静まった後、話をしませんか?と誘い誘われ、静かな語らいの場が設けられた。

 夜食を手元に、時に沈黙し、時に耳を傾け、時に口を開く。

 ぽつり、ぽつり、と、その時、そのタイミングで想いをめぐらせて出てきた言葉。頷きもせず、返答もせず、その言葉に想いをめぐらせて、また誰かが言葉をつむいでいく。

 焚き火を囲むように。月を眺めるように。海辺に座るように。山を歩くように。

 時間にしたら数時間ほどの団欒であったが、なんだか数日間を共にしたような、不思議な連帯感がそこに残った。いや、連帯感というよりは、自分の中にその人がしっかりと位置づけられたような、そんな感覚。 いつもそんなコミュニケーションができるとは限らないけど、ベーシックエンカウンター的な時間は、いつもそんな感覚を連れてきてくれる。

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 今週末の日中、久しぶりの「話す・聴く・気づきのワークショップ」。さて、どんな4時間になることやら。

第33回 話す・聴く・気づきのワークショップ
=2017年3月4日(土) 開催=

 今回のテーマは【自然な生き方・暮らし方】です。
 参加者募集しております。





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2014年11月28日

どんな出会いが

神無月九日 晴れのち曇り 

 雑草屋として、本人たちも忘れかけたような頃に、ぽつり、ぽつりと、自然農を体験したいという方たちが我が家を訪れる。農作業の手伝いを日長たっぷりしてもらい、夕食を囲み、団欒し、また朝から自然農の田畑へ。 思い思いに、草に囲まれた農園での一日を過ごし、自然農を縁とした一期一会を楽しんで、また日常へ戻られていく。

 LONOF(Local Oppotunity on Natural Organic Farm、ロノフと呼んでください)は、WWOOFに敬意を表して一部スタイルをお借りした、雑草屋が展開する自然農体験宿泊の取り組みだ。数年前から、誰にも知られず、ひっそりと始めていた試みではあるものの、これまでに計八名、複数回こられた方も合わせると、延べ十名のLONOFer(ロノフ体験者、通称ロノファー)がおみえになり、自然農の農作業と、我が家での滞在を過ごされた。

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 今年の夏の終わりのころ、珍しく立て続けに二名のLONOFerが来訪した。それぞれの滞在に、我々夫婦もともに刺激をいただき、長女も次女も可愛がってもらい、ささやかに賑やかな日常が我が家に訪れた。滞在中の楽しいあれやこれやも綴るのも良いのだが、それよりも、お帰りの際に記していただくノートのメッセージを引用するほうが、様子をお伝えするのに最適かもしれない。

 自然農だけに限らず、【話す聴くWS】【食事】【夫婦がお互いを大切に思い合うということ】など、たくさんの生きるヒントをいただきました。まずは自分が自然体に。そしてその波動がゆっくりと広がっていくように。自然農に出あえ、たずさわれていることと味わいながら、ゆっくりと生きていきたいと思えました。(ノートより一部抜粋)

 それにしても、ああやって一緒に畑仕事して、ごはん食べてお話して、日々の暮らしの中に人を迎えられるっていいですね。いつか私もやりたいな〜。おいしいご飯とお酒とおしゃべりと畑仕事とでおもてなし、本当にありがとうございました。(ノートより一部抜粋)


 こちらこそ、ありがとうございました。さて次はどんな出会いが待っているのやら。わくわく。



※LONOFについてはこちらから ⇒ LONOF(ロノフ)大募集!のページ


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 そんな今日、珍しく日帰りのLONOFerさんが来園された。ワークショップへの問い合わせが縁で、LONOFに興味をもって来てくださった方。作業しながらの話は尽きず、あっという間に夕方を迎えての帰宅の折。イタリアンのお仕事をされていたとのことで、帰り際に、さりげなく、かつ衝撃的に、ゴルゴンゾーラとリンゴの手作り(!)ケーキをいただいてしまいました。 

 偶然、先日姉からもらっていたボジョレー・ヌーボーに合わせたら、とてつもないマリアージュ♪ Mさん本当にありがとう!!

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 さて次は、どんな出会い(笑)が待っているのやら。わくわくわく。

  
LONOFについてはこちらから ⇒ lonof_ban.jpg




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2014年01月29日

おとなりさん

師走廿九日 晴れ 
 
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 いわゆる自然農が、Natural Farming という英語で的を得ているかは実際のところわからないのだが、ふとした縁で交流した外国の友人と、Organic Farming とは違う意味であるのだと、お互いにしっかりと認識し、肩を組み、握手をしてお別れした。 

 そんな先日の出来事。

 1月12日に開催した「つくいち」で、雑草屋の手書き看板を指差しながら、"Are you natural farmer ?"と笑顔で尋ねられた。聞くと、息子さんが筑波大学の大学院に留学されていて、つくばに遊びに来たという韓国の方だった。Yさんは、ソウル出身の47歳。現在家族もソウルに住んでいながら、昨年単身で韓国南部の都市(地名を失念)へ移住し、Natural Farming を兼業として始められたという。そんな話をしばし、つくいち会場で歓談しつつ、続きは畑でする約束をしての翌日の13日。

 Yさんは、息子さんの手助けを経て手に入れた雑草屋の住所を頼りに、息子さんのアパートからiphoneを片手に45分を歩いて我が家に現れた。我が家からは自転車2台にまたがって畑まで案内し、枯れ草と、わずかばかりに残る冬菜や麦の芽を見て歩き、田んぼを回り、韓国の気候、育て方、収量、四方山に話をした。お互い第一言語ではない英語でのコミュニケーションはスムーズとは言えなかったが、お互いのベースに「不耕起(no-till farming ,non-cultivation)」「無農薬(pesticide-free; non-chemical)」「無肥料(non-fertilizer)」という共有が成立していたため、普段は長たらしい説明が必要なところを、不思議なほどに阿吽で会話していた。

 途中、Yさんから、(恐らく)「なぜあなたは自然農をやっているのか。生計はたつのか。」という質問を受けた。いろいろと日本語で頭を巡らせながらも、結局は「持続可能な環境を考えたら、これに取り組むしかないと思った」と答えていた。はたして、「やっぱりそうか。」と、笑顔で握手が返ってきた。
 Yさん曰く、Natural farming は韓国でもほとんど知られていないのだという。有機農、Organic は今では誰もが耳にして、日本と同じような状況だそうだが、Natural farming はほとんど誰も知らないのだと。Yさんは、「だけどこれしか道はないじゃないですか。」と熱く話してくれた。だからYさんは、従来の仕事を半分やめてでも、ソウルから単身農村へ移住して、農ある暮らしを始めたのだ、と。

 「(モグラや鳥など)害獣は害獣ではなく自然のメッセージなのだ」「麦と大豆とジャガイモの輪作がいい」など、Yさんの哲学や試みをたっぷりと伺い、いつの日か韓国のYさんの畑の見学を約束し、名残を惜しみつつ畑を後にした。家路の折、息子さんのアパートまで車で送りますよと告げると、またにこやかにiphoneを取り出した。「ありがとう。だけど僕は歩いて旅するのが大好きなんですよ。歩いて見える景色を楽しむのが、旅の醍醐味じゃないですか。」と次なる目的地の筑波山へ向かう、ローカルバスの停留所まで、スマートフォンのmapを頼りに野良道を歩いて向かうのだと言う。

 別れ際に私から、お子さんも農業は好きなんですか?とたずねた。Yさんは、息子はゲームにばかり熱中して農業のことなどかけらも興味がないようだ、と笑っていた。

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 遠くて近いおとなりさんの国で、自然農(あるいは自然農法)から生まれる縁。隣の畑の爺さまよりも、韓国からの新しい友がずっとずっと近しいおとなりさんに感じた一日だった。


第七十一候: 大寒 次候
【水沢腹堅(さわみずこおりつめる)】
=沢に氷が厚く張りつめる=
 (新暦1月25日頃〜1月29日頃)
七十二候を“ときどき”取り入れています※


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2013年09月16日

新鮮さ

葉月十二日 雨(台風) 

 台風前の土曜日、つくし農園の集合日を過ごし、風雨が強まってきた日曜日、木工などをして過ごし、台風上陸の敬老の日、買い物したり諸事したりと四方山に3連休をやり過ごした。
 このところ、備忘録としていろいろ書いてみようとPCデスクの前に座るのだが、(過去にもよくあることではあるが)一向に筆が、キーボードが進まない。雨と風が激しく窓をたたく中、あれやこれやと留まっていると、数日前から妻がBlogを始めていた。


 2004年から、継続は力なりとは言ったもので、今年で9年目のこのBlog。なにもかもが新鮮で、刺激に包まれて、言葉も思いも感動も溢れてやまなかった自然農の毎日の様子を綴りはじめて幾年月。いい意味で血肉となり体質化してきた甲斐もあり、ちょっとやそっとの自然農的日々には驚かなくなってきた。悪い意味で言うならば、自分自身以外へのアウトプットが従来ほどに日常化されなくなってきた。好奇心と野心と平常心は忘れないように心がけているおかげで、自然農の田畑と日々にマンネリなどは起こらず(そもそも大自然にマンネリは存在しないわけで)、変わらず向き合い続けてはいるものの、言葉に表し続けるのがなんだかんだと難しくなってくる。ような気がしてくる今日この頃。


 そんな中、マイペースでひっそり開設されていた妻のBlog。視点が実にしなやかで、着実で、新鮮で、部屋を隔てたパソコンで(夫婦で作業部屋を分けているので)、淡々と更新される日々を、密かに楽しみにしている。 自分の普段のふるまいや、話し言葉が、他方からみた景色で文章化された時に心地よいというのは、実に幸運なことなのだと思う。それもこれも今のうち、と肝に銘じてはいるものの。一方で、自然農の毎日に「新鮮さ」を思い出させてくれる相棒に感謝を携えて。

 雑草屋に、強力なコンテンツがまた(?)ひとつ加わりました。どうぞご贔屓に。
 
 雑草屋の嫁日記
 http://zassouya-no-yome.seesaa.net/



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第四十四候: 白露 次候
【鶺鴒鳴(せきれいなく)】
=せきれいが鳴き始める=
 (新暦9月12日頃〜9月16日頃)
七十二候を“ときどき”取り入れています※


 ちなみに、七十二候の「鶺鴒鳴」。文字通り、セキレイが鳴く頃とされている。渡り鳥ではないらしいセキレイがなぜこの季節に泣く季語に数えられるかは、鳥にはまったくの門外漢(宿敵のキジとスズメへの怨念は別として)である小生には、セキレイがこの地域にいるかどうかすらも分からない。そのセキレイ、実は古代日本の成立にも深く関わる神話の時代の頃からの鳥なのだそう。曰く、イザナギノミコトとイザナミノミコトが契りを交わす折、さてどう交わればいいのやらわからない、そこにセキレイが飛んできて、地面を叩くように尾を振る姿を見せたとか。それでめでたく結ばれしのちに、わが日本は国生みを始めたのであります。めでたしめでたしのお話でした。


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2013年09月04日

なんじゃもんじゃ

文月廿九日 晴れ時々雨

 なんじゃもんじゃと過ぎ行く夏。何かよくわからない時に、よく娘と二人で「なんじゃもんじゃだねえ」と話すのが口癖になってきた。

 8月は、茹だりながらも、賑やかに、行きつ戻りつし、毎日を起きて食べて動いて寝ていたら9月になっていた。この3月から5ヶ月ほど、包み隠さずに話せば娘と妻との暮らしが始まり、わが人生にとって最良の激変が起こっている。いやあ、36年(正確に言えば高校を卒業してから18年)、自分勝手に気ままにマイペースで、いわゆる風評荒波世間体あたりも人並み以下に気にしないでやってきたつもりだったが、その暮らしが、ついに面舵をきることになった。なにせ、子供は偉大ですわ。自分の全存在よりもはるかに世間体も風評も荒波も気にせずに生きていこうとしてるんだもの、そりゃあ偉大です。そこを35年の浅知恵で、自分の舵に押さえつけようとしたってそれは全く「自然農」的ではない。とはいえ、子供が生きる世の中は(自分ら親も含めて)どうあったって世間なわけで、自然農さながら、そのまま手付かずで放置したって子供が健やかに育つとも思えない。(このあたりは自然農法の福岡正信氏ならどう考えるだろうか。)掌の上でコントロールしようとするのではなく、子供が自ずから育とうとする生命力に沿ってその時点で自分(もちろん夫婦や周囲)が出来るかぎりのサポートをしていけるか。もちろん自然農の田畑のように、種から芽を出しさえすれば(つまり命が営みを始めたならば)自然環境が生育を後押ししてくれるわけはなく、毎日の衣食住を、自分たちが土壌と太陽と水の肩代わりをして育まなくてはならない。いやあこんな当たり前のことも知らずに、少し前までは「自然農と育児って共通点が多いですよね」などとしたり顔で口にしていた自分が恥ずかしくなってくる。そしてご察しの通り、田畑同様に、それどころか全くもってそれ以上に、我が子の育つ様に程よく手を差し伸べられているかどうかなんてもはや全くわからないのであります。毎日がなんじゃもんじゃで、泣き顔に泣き、イヤイヤ顔に苛立ち、時には(あるいはしばしば)底意地が露呈する悪意の対応をさらした自分にまた凹み、笑顔に笑い、成長に驚き、といってる間に時は過ぎていく。いやはや、毎日が自然農どころではない、半年を送っているのであります。幸運なことにねえ。
 

 こうしてる間も、保育所(預かり施設)から帰ってきた娘からの、横に後ろに上に下に迫る「遊ぼう攻撃」を、外注仕事で外にでている妻の代わりに、受けつかわしつ、久方ぶりのBlog作業にトライしている。この瞬間、120%、仕事と育児が両立(というか乱立?)している。仕事場に専従して人生を送るという選択は小生の人生では選ばれず、偶然か必然の結果として、娘も妻も私生活も仕事も入り乱れて人生を過ごすという羽目になりました。

 その途中経過として、夏休みにサマーキャンプを開いたことも含めて、生活も趣味も仕事も育児も、全部をひっくるめて生きていってみる。数年来の友人たちが、この夏に仕事でもプライベートでも会いにきてくれた。飲み会での再会も最高に楽しければ、こうした再会もまた最高に楽しい。いや実際、家計は大火事の車なんだけどね。

 うーん、全然筆が進まない!PC机の横に張り込んで、ままごとの食事を提供してくれるわオリジナルの工作デスクトップPCで架空のメール送信をするわ、お医者さんごっこで腕に注射をするわ、のべつまくなしに話したてるわ、匂いをかぐわの大騒ぎ。これを非効率ととるか邪魔ととるか、仕方ねえととるか、まあ楽しんでやるかととるか、すべては自分次第(あとは現実の生活費様ね)なのである。


 正直、田んぼは草に埋もれ、大豆は予定の4分の1も種蒔きできず、自然農の野良仕事は過去最小にとどまったこの春夏。誰がなんと言ってもそれはただの言い訳なんだけど、仕事と暮らしを一緒にしてきた自分にとっては現実的に激変であり、それにしてはよくやってんじゃねえかなと思うんだよね。まるで胸を張ってはいられない現状だとしても。



 観る、待つ、手を添える、楽しむ。悩む、考える、観る、待つ。喜ぶ、泣く、苦しむ、慰めあう。このところ、こうしたシンプルな行動しかとれないことに気がついた。世界は広い。新聞もテレビもなく、シリア情勢も、経済政策も、県知事選挙も、日常の中では我が家族の周囲とは離れて存在している。しかし自分が自分の周りの喜びのために生きられるようになれる人間が増えることこそが、すべての社会問題の解決の萌芽につながっている。娘の笑顔に寄り添えずに、国民の笑顔に寄り添えるだろうか。娘の理不尽さを見つめきらずに、社会の理不尽さを見つめきれるだろうか。現代の仕事社会の中で、さもすればブラックホールのようにすっぽりと消えてしまう「頭と全身の感覚をフル稼働させて生きる」という状態を取り戻すきっかけを、何も持たずに(同時に完全なるものを備えて)生まれてきた子供たちは、我々に与えてくれているのだと思う。堕落に染まり切って生きてきて煩悩から抜け出せないような自分にどんどん似てくる娘に微妙に恐怖を覚えながらも、なんでもいいからどんな社会でも生きていける魂を育てていってほしいとだけ願う。それは同時に自分も、妻も、そうありたいと願っているにほかならない。

 ああ、こんなこと書きながらも、後ろで「折り紙パーティーするから早く仕事終わってー」とどうにかして自分の遊びに取り込もうとする娘が攻勢をかけてくる。もはや自分の家では、娘が与党なのか野党なのかわからない。どっちだっていいや。わが家という国政が幸福に過せるのならば。今日はこの辺で仕事を済ませて、娘のパーティーに参与してくるのであります。


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家族での散歩道。白と黒の雲。9月。

 
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2013年07月05日

こぐま始動

皐月廿七日 雨時々曇り

 構想1年、助走4ヶ月。
 いよいよ雑草屋の子どもプロジェクト始動します。
 2013年はまずは夏休みから。

 「こぐま塾 IN 夏休み」がいよいよスタート。

 自然農はもちろん、林で学び、食に学び、体に習い。なんでも楽しんで。
 
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 春からの通年「塾」構想は、、、ひとまず絶賛煮込み中。まずは目の前の夏休み企画へ。


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2013年04月01日

エイプリル

如月廿一日 晴れ

 
 妻ができた。

 娘もできた。

 共に暮らすことになった。


 空からの花粉は嘘のように止んだ。 

 庭を深紅の椿が染め、

 畑にニンニクが芽を伸ばし、

 家を取り囲む山桜がようやく花をほこらばせはじめた。

 全てが新しき香りに包まれて祝福されているかのような4月朔日。


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 今まで別の人生を歩んできた二人、そして3歳ながら小さな命を歩み始めている一人が、七転八倒しながら、同じ屋根の下に集い、一つの道に重なった。一つ一つ、一日一日、一歩一歩、それぞれのペースで。

 3月下旬の助走期間を経て、これから新しい家族と共に「毎日が自然農」を暮らしてまいります。


 さて、とにかくにも、毎日の朝昼晩の3食がおいしすぎる! 一日一食生活は完全に封印して、食卓にひたり気味の今日この頃。 そして洗濯物が多すぎる! 毎日毎日洗濯機フル回転してます(笑)。 部屋の改良、庭の改良、掃除、修繕、山積みでありつつ、畑も山積み。 冬から準備してきた新規事業も、悩みに悩んで一旦ペンディングへ。 日常を、心から良きことにしつつ、毎日の自然農をエンヤコラと推し進めよう。「働けど働けど我らが暮らし辛くならず、楽しからずや。」

 今まで汚し放題で庭作業の服のまま玄関へ上がりこんでいた習慣から、玄関横に、着替え兼農具置きの簡易スペースを拵えて、そこで汚れを落として家に入る習慣へ変えようと決めた。簡易小屋はまだ製作途中であるが、そのスペースで今までの通路がふさがれた為、庭木を整理して土を均し、踏み石を敷いて道を作った。でこぼこでも、不揃いでも、踏み固めていくうちに、よき道になるだろう。僕も、妻も、娘も、それぞれに、そして共に歩き、踏みしめていけたらと願う。


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 二人とも、どうぞよろしくね。

 皆さんも、どうぞよろしくね。

 八百万の神様、どうぞ宜しくお願いいたします。



第十二候: 春分 末候
【雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)】
=遠くで雷の声がし始める=
 (新暦3月30日頃〜4月4日頃)
七十二候を取り入れています※




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2012年11月12日

そとこと

長月廿九日 雨のち晴れ
 
第五十三候:立冬次候
【地始凍(ちはじめてこおる)】
=大地が凍り始める=
 (新暦11月12日頃〜11月16日頃)

※今年から七十二候を取り入れてみました※


 久しぶりにメディアに載せていただきました。

 必然風の偶然にも、大学時代の美しい先輩がライターとして来訪してくれ、LONOFさんやつくし農園のプレーヤーと共に取材を受けて、小気味良く自然農と雑草屋の風景を切り取っていただいたのがもうひと月以上前。小生もビックリのオシャレ農ライフの一員に無理やりねじ込んでいただいております。

 11月5日発売の12月号の「ソトコト」さん、特集は「若い農家が日本を変える」であります。82頁あたりに載せていただいてます。店頭で、ネットで、どうぞお求め下さい。

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 蛇足的に小生思いますところは、「若い農家は日本を既に変えだしている」辺りの気構えであるのですぜ、当人たちはね。 いい意味で、はやくソトコトに追いつけよ常識! かつ、「ゴミ捨てんなよ!」


 ・・・ってあれ? いつのまにか、かつてのソトコトの代名詞「ゴミ捨てんなよ!」ロゴが表紙から無くなってる!! あれが好きだったのに(笑)! 

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2011年12月27日

企て

師走三日 晴れ時々強い風 

 脱穀が済んでいない黒豆を作業しようと庭にゴザを広げているうちに、あまりの風の冷たさに性根をへし折られ、掃除と部屋内の作業に踵を返すことにした、そんな一日。


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 旧暦を意識しながらまだまだ師走に入ったばかりだと嘯いていても、世間はとにかく年末である。カレンダーが12月から1月へ、西暦2011年が2012年に変わることで、自然界のなかで何かがぱたりと変わるわけではない。クリスマスも大晦日も、年賀状も大掃除も、土壌微生物や草の根や木の葉や山羊や迷い猫に、自然として認識されるような変化が起こるわけでもない。人間だけが区切りや節目や行事を設け、自然界から乖離した、概念上の共有財としての時間を、暦として意識している。自然界の何かしらの変化を辛うじて暦として位置づけることができるとすれば、それは月の満ち欠けであったり、太陽運行の変化点である冬至や春分などでしかない。だとすれば自然農に両足立って生活しているとする自分は、新暦の年末年始のおおわらわにとらわれる煩悩をできる限り薄めていけないものかと、毎年のように自問自答している。

 とはいえ既に答えは出ている。人間が、暦の概念をある種の共有財として(しかも最重要概念の一つとして)認識している現代日本において、日本人ほぼ全員が年の瀬の慌ただしさを強力に脳内で意識付けしている限り、それを避ける術はない。人間の脳の活動の根本は、電気信号で機能していることがある程度正しいとすれば、ある種の共通概念を強く意識している集団には、あるレベルでの共通の電気信号がそれぞれの脳で発せられていると考えてもおかしくはない。それがどの程度の強度や近似性を持つのかはわからないが、お祭での集落全体が活気付いている様子からイメージしやすいように、何かしらの共通の同調圧を持つ何かが空間に存在することは、ありえないことではないように思える。単なる雰囲気や場の空気といったようなぼんやりとしたモノではなくて、物理的に脳に作用を及ぼす具体的な存在として。

 であるならば、この12月後半から正月にかけての年末年始の日本全体が浮わついたようなどこに行ってもソワソワする感じは、我々自身が生み出し、逆にまた感化され、さらにまた反応することで螺旋状に、大晦日をピークに盛り上がりを避けられない人間現象なのでないのだろうか。とまあ、そんな仮説をぶつほど、世の中の年の瀬ムードの電気信号を、一人で机に向かいながらビリビリに感じているのだ。そしてそのムードは、自分一人でどうにかするのはなかなか難しいのよね。もちろん社会人として、しっかり年末年始もこなすけどね。

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 さて、そんな話を枕にする訳ではないですが、今年の大晦日にちょっとした遊びをやります。大晦日、年の瀬ムード最高潮の、せわしさ満点の一日に、ゆるやかな時間を共有するという遊びです。 Dan's tableのDanさんと不定期で重ねている「聴く・話すワークショップ」の、エクストラ企画。もともと、非構成的エンカウンターグループ等をある程度素材とした、課題のない時間を過ごすことをテーマの一つして(少なくとも小生は)ワークショップを開いてきましたが、今回は、さらにそれを自由にしてみます。なんとなく集まり、ただ、目的も決めずに時間を車座で過ごし、進行役もファシリテーターも特に設けず、実験的な時間をつくってみます。今のところの参加者は、Danさんと、小生のみ。この記事を見て、大晦日のクソ忙しい時に、いやあえてだからこそ、目的も成果も問わない我々の遊びに加わってみたいという方、是非ともお越しください。

 12月31日、午前10時から14時まで。場所はつくば市の我が家にて。冬の庭と、山羊の鳴き声のある、喧騒から少しだけ離れたこの家で、お待ちしてます。ポケットに、軽食代として500円だけご用意ください。参加、質問のメール、前日まで受付いたします。話したい人も、話したくない人も、聴きたい人も、聴きたくない人も、どんなでも、いいよ。

 komatsu@zassouya.com
 (↑@を半角に直してください)


 企て人の一人、Danさんからのメッセージはこちら。

「ワークショップのプログラムはありません。
 ただただ集まった参加者と時間を”共にする”時間です。
 その時間のなかで僕も含めた参加者が、何を思い何を考え何を感じるのか。
 ワークショップは工房という意味です。
 そのいわば”ワークショップ”という言葉の源に位置するようなワークショップです。
 決まった結論や思考の着地点はなく、その時集まった人たちとその時間を作っていく。
 このワークショップは、一緒に参加している参加者との関わり、それと同時に自分自身
 と関わる(向き合う)時間です。
 自分の気持ちや心と対峙する時間になってほしい。
 沈黙や無言の時間を恐れないでください。」


 では、当日。物好きな人、いるといいなー。

 注)今回のこの遊びは、Danさんか小松、いずれかと面識のある方のみの参加とさせていただきます。エクストラ的な試みですのでご理解ください。

 ※昨年開催したワークショップについての記事はこちらから
 ※DanさんのBlogはこちらから
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2011年08月04日

はじめました

文月五日 晴れ時々曇り

 同棲、はじめました。

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 前触れなく、予感もなく、事情と申し込みと好奇心が混ざり合った感じで、八月一日の八朔から、ドキドキの同居生活をスタートさせることになった。今のところ掃除、洗濯、炊事は全て小生が自分の分だけ行ない、相手の方は仕事に忙しく、帰って話して寝るだけの感じではあるが、そこそこに楽しく、まずは平静に過ごしている。

 Hさんは教育関係に在しており、体の動きなどを専門に研究されている。若くて笑顔がキュートで、世話好きで人懐っこく、また情熱的で野心家の一面も持つ。スタイルも良く、大胆な性格のせいか、風呂上りなどに部屋を開放したまま下着姿で過ごしていたりするので目のやり場に困ってしまうこともしばしば。初めてお会いしてから一年程の付き合いであり、月に一度お会いする程度の関係であったが、先月の最終週に急に呼び出され、目をじっと見つめられての熱心かつ軽やかなアプローチに心を動かされ、この度我が家に招き入れることになった。自然農についてはあまり詳しくないようなので、これから少しずつ話していければいいと思っている。ヤギの世話や田畑の作業など、時々に手伝ってくれると言うが、それほど期待もせず望みもせず、できる範囲で協力してもらえたらそれで良い。たまの晩酌の肴として、Hさんとの会話はなかなかに盛り上がり、議論し、感心し、互いに成長できれば幸いである。いつまで続くかはわからないけれど。


 ただ一点、「彼」の居候によって、婚期がますます遅れそうなのが懸念されるんだよね。というか、パートナーがいない同姓同士の共同生活ってストレスなくて意外に楽しそうなのが心配なんだよなー。まあいいか。どうにでもなれ。

 誤解のないように改めて申し上げますが、Hさんは素敵な男性です。


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 ちなみに、晩酌しながらの会話はこんなイメージ。なかなかやりあってます。
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2008年09月20日

Spicy

葉月二十一日 晴れ


 それぞれの個性が、ワクワク感と、友情と、敬意と、ライバル感と、そして緊張感をもって結束してみたとき、そこに漂う雰囲気は何にも例えがたい刺激的で愉快なものとなる。

 それぞれにそれぞれのあるべき仕事を歩みながら、ちょっとした浮気心が沸き出してこんなことやあんなこともやってみたいなと思うことは、案外少なくない。それでも一人では踏み出せずにまた歩みに戻る日々。その躊躇を軽やかに飛び越えることができることがあるのだとしたら、それはまず人と人が響きあうことが不可欠なのではないかと思う。そして、その飛び越える歩幅と方向が、心地良く、程よく、重なっていたらそれはGOの合図なのだろう。


 奇しくも恩師が遺した言葉が、背中の下のほうからそっと押してくれるような感覚。我々は、けっして群れることを目的とせず、交わって味うためにスクラムを組むことにした。個々として大地に足をつけた生活を基盤にしつつ、個性の芳香を楽しんでそれを商品として他者に提供できるようなチーム。それはもしかしたら、白くて可愛げのない、メエと鳴く動物のようなそんなイメージ。
 
 戦士であり、仲間でもあり、そして遊びとプロフェッショナルを織り交ぜたチームを目指して。一人の大工、一人のカウボーイ、一人のシナリオライター、一人の百姓。
 偶然かつ、特別な意味も込めず、山羊(Goats)にゆかりのある4人が集まったから、それだけの理由で名前をつけてみた。そんなチームに、また偶然に、山羊をこよなく愛する一人のフォトグラファーも加わり、たまらなく高揚感のある光景を切り取ってくれた。




『Team Goats』 それは spice for our lives 。


家をつくり、樹をつくり、遊びをつくり、景色をつくり、暮らしをつくる。
他よりもちょっとだけspicyに。
そんな仕事があってもいいと思うから、思いつくままに、スタートする。
真剣に、お気軽に、楽しみに。





 何をやるのか全然伝わってない? 詳細は近日オープンのサイトにて!


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2008年07月22日

素直でなくても

水無月十六日【大暑】 晴れ

 いつのまにか水無月も半分が過ぎた。数日前には梅雨明け、暦は水無月、雨がいっこうに降ってくれずに作物が心配になりはするが、庭の雑草たちが否応なしに繁茂する姿をみると、雨不足っていうのは人間の業(つまりは農業…でしょうか)が作り出した、ないものねだりなんじゃないのかという気もしてくる。だって凄いんだもの、雑草の勢い。

 そんな雑草とは対照的に、移動して1年目の畑はなかなか思い通りにはいかない。ちょうどこの時期に育つかな〜と皮算用していた果菜類が軒並み低成長状態。遅まきに9月近くに回復してくるかもしれないが、今の所、だいぶ、雌伏には長すぎる停滞の御様子である。

 こうした畑の顔色などお構いなしに、人間様のイベントは訪れる。今週末の7月27日(日)に、つくばの友人ショップ、そしてコンセプトに共感したお店が集まって、「Sunao Marche(スナオマルシェ)」が開催される。
コンセプトは、『シンプルでナチュラルな暮らしを心のまんなかにおいているお店、活動家が集まった青空の下のちいさなマルシェ。』
顔ぶれも、こだわりも、なかなか個性派ぞろいのイベントになりそうです。

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 自然農の野菜も、友人のお店にて「野菜スープ」でお披露目予定。なんとか、八百屋としても軒先に野菜が揃えばいいんだけどねえ…。ちなみに、店主が素直でなくてもSunao marcheには参加出来るみたいです。
 
 ひとあんしん。


【大暑】…暑気いたりつまりたるゆえんなれば也(暦便覧)
      梅雨明けのこの頃はますます暑くなり、一年中で最も気温の高い、
      酷暑の季節である。桐のつぼみがつき始め、油蝉がうるさく鳴き、
      さるすべりの真紅の花が印象的である。大地が潤って蒸し暑くなり、
      ときどき大雨が降る。夏の土用はこの季節にはいる。
     ※読み:タイショ
     <参考:【室礼】和のこよみ

 
 



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2008年07月06日

なんちゅーか

水無月四日 晴れ時々曇り

 なんちゅーか、つくいち、最高でした!!!



 集まったお店も、来場されたお客さんも、最高でした。良い、悪いではなくて、「心地よい」という一日でした。

 主催を演じてくれた人、発起人として声をあげてくれた人、賛同して集まってくれた人々、それに響いて来てくれた品のある人々、手伝ってくれた人、野菜を買いに来てくれた人、たまたま通って買ってくれた人、来たかったけど来られなかった人、一緒に店を出してくれた人、そして育ってくれた野菜。

 無理もして、また無理もしないで。楽しくて、でもそれだけでもなくて。信念があって、かつゆるさもあって。自己満足と対話をそれなりに調和させていて。そんな空間の一日。

 まあなんちゅうか、ベタ褒めではありますが、今日のところはそれくらいの「心地よさ」に100%包まれたということで。


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photo by yoko



 いやあなんちゅーか、最高。 そしてその後のビール、、、、天国。

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2008年06月04日

握手

皐月一日 曇り時々晴れ
 
 どうもはじめまして。それがはじまりで、そして固い握手とともに、ではまた。そしてまた彼と彼女が暮らすところに遊びに行きたくなる。そんな友人ができた日はとても嬉しくて、誰にも話したくなかったりする。

 同じつくば市に、知人や友人から繋がったDanさんとSayakaさんの二人との縁。彼らの家に、既にお気に入りの席ができ、彼らの庭に、既に一番気持ちよい場所を見つけてしまった。そして一杯のおもてなしが、何よりも美味しく、何よりも楽しかった。

 
 「悔しい」。彼らに自分の畑を案内したときに、図らずも抱いた感情。自然農の畑はもっともっと美しくて、賑やかで、そしてカッコイイのに、この1年目の畑はそれにまだはるかに及ばないのが悔しかった。自分がはじめて自然農に出会ったときのあの、感性を揺さぶるような存在感。そんな田畑を目指そう。生産がどうとか、採算がどうとか、そうではなくて、自分の内に確かにある、あのカッコイイ田畑を。それを思い出させてくれた、二人に今日は感謝。


 
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DAN'S TABLE 
…おいしい食卓を楽しめる場所。(まだ食事には行ってないけど、そうだよね。)
 
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2007年11月24日

ちょいイベ

神無月十四日 晴れ

 今週末の日曜日、11月25日。ちょっとしたイベント、ちょいイベします。

 東京中野の「まどろみカフェ」さんで、小生が育てた自然農野菜のプレートを出していただくことになった。
 曜日でかわる日替りカフェ「ウナ カメラ リーベラ」の日曜担当「まどろみカフェ」さん。今回はつくし農園のプレーヤーでもあるカフェのシェフ yさんのご好意で、一部のメニューに自然農野菜のメニューを取り入れていただけるのです。

 収穫もまだまだ調整段階のインチキ百姓の畑、今回は一度きりのイベントとして提供。当日は小生も19時頃に駆けつけられるので、我が子の晴れ姿を堪能予定♪ 

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採れたての旬の自然農野菜です



 「旬のオーガニックな食材を
  無駄なく◎ごと調理する
  ホールフードにこだわった
  ココロとカラダと環境にも優しい
  そんなMADOROMI流
  マクロビオティックメニュー」
        @まどろみカフェBlogより抜粋

 を、いざいただかん。


※当日の詳細、オープン時間、アクセスなどはこちらのHPをチェック!!
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2007年09月26日

こそばゆく

葉月十六日 晴れ

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 地球の未来と環境問題を考えるフリーマガジン、「everblue」の編集部が雑草屋を取材に訪れてくれました。「安心して食べられる食べ物」というテーマに相応しいかはわかりませんが、田畑を案内した後に、収穫した野菜と、貯蔵していた米と、手作りの味噌を軽く料理して、自家製ビールをたしなみながら会話をさせてもらいました。

 我が手の中で育ってくれた野菜や稲、そして雑草と土、そしてその中にいる自分が写真に取られることはなんともこそばゆい感じではありましたが、誇らしい嬉しさも正直覚えました。ありがたいことです。


 「everblue」は全国のタワーレコードやパタゴニア、ヘリーハンセンの全店ほか、様々なサーフショップや自然派ショップなどで手に入れることができます。また、webマガジンとして、全ページを無料でHP上で見る事もできます。今回の記事は、10月10日発行の誌に掲載される予定です。

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 手前味噌の昼飯を平らげて頂いた後に一枚♪ 今さん、橘さん、お世話になりました。
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2007年08月08日

ひょん

水無月二十六日 晴れ 【立秋】

 今年の立秋は今日だそうで、昨日の誕生日が立秋だと思っていたらそうではなかった。現在の二十四節句は太陽と月の黄経・黄緯などから計算して厳密に導き出すということで、一日前後することがあるそうな。とにかく、立秋。

 昨日発売の女性誌「InRed」に、ひょんなことから「つくし農園」の紹介記事を載せていただいた。女性誌とはからきし縁のないインチキ百姓ですが、最近メザマシイ「ロハスブーム」にあやかって、スローライフ、スローフード、お洒落な週末農業などと、いよいよ時代の最先端にちょっとだけ便乗させてもらうことに。

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 雑誌「InRed」の、、  P110の記事の片隅に、


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 「つくし農園」の紹介記事が載りました。





 この夏で三十一。自然農五年目の夏。少しずつ少しずつ。毎日を楽しく。



【立秋】…初めて秋の気立つがゆへなれば也(暦便覧)
     この日から立冬の前日までが秋。
     一年で一番暑い頃であるが、一番暑いと言うことはあとは涼しくなるばかり。
     暑中見舞いはこの前日まで、この日以降は残暑見舞い。
     ※読み:リッシュウ(今年は8月8日より)
     <参考:こよみのページ
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2007年04月02日

雑草屋

如月十五日 曇り

 今更ですが、今春、個人事業として開業いたしました。

 今後とも、「雑草屋」として、宜しくお願い致します。



 とはいえ、事務手続きのみにて実務が変わることはござんせん。さあて、帳簿つけねえとな。まあ、コツコツですから。



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2007年03月11日

原点

睦月二十二日 雨のち強風

わら一本の革命

 この言葉の発するメッセージは、海や空、そして大地を包んで、一つの哲学や宗教となって現代に届く。
 
 小生が取り組む「自然農」の世界観を凝縮して濾過して昇華せられたもの、あるいは原点が、福岡正信氏の放つ「自然農法」である。「何もしない」が出発点であり結論であり手段であり、無耕、無肥料、無農薬、無除草を原則とする、自然の道、無知・無為の道。小生は、この大いなる哲学に魅せられながらも自身の内側には取り入れきれず、尊敬を持ちながらもそこまでは徹せられないのである。そしてまだ、よく解っていないのである。
 自分の理解の少なさをひけらかしたくはないのでこの辺でやめておきたいが、川口由一氏を中心に広めてこられた「自然農」は、作物をできるだけ容易に栽培することを結果的な目的としたもので、いわば福岡「自然農法」をソフトランディングかつ、一般化させた見事な手法だと認識している。
 
 かくして書物や写真、映像の中で見聞したのみの福岡「自然農法」ではあったが、先日ついに、そのお弟子さんの実践の場を訪れる機会を得ることができた。百聞は一見に如かずなのである。そして、言うは易く行なうは難しなのである。畝作りや草刈り、苗作りなどを超えて実践される畑の姿。生中継の自然農法。その初対面が楽しくて楽しくて、身を切るような春雨の中、我を忘れて見てまわった。

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雑草とおぼしき草の中に、


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タアサイや水菜が可愛らしく育ち


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ゴボウの種が実を結び、大根が見事に背を伸ばす




 疑問、原点、工夫、混乱、発見、様々な煩悩を自分の中に種蒔きをして、見学した畑を後にした。実践されている方と今後とも連絡をお取りしながら、是非とも観察させていただきたい。


 Y田さん、ご紹介ありがとうございました。 
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2006年11月07日

visitor from UK

長月十七日 晴れ

 朝から、ポケット辞書を尻に挟んで田畑に向かった。耕す、化学肥料、昆虫、雑草、農薬、情けないほど英単語が出てこない。自然農は、shizen-nouとそのまま話すことにした。ええい、予習完了。

 今日は、農園のプレーヤーSちゃんが、友人のレズリーを連れて遊びに来てくれた。イギリスから観光で日本に来て、貴重な十日間の一日を自然農の農園を見に来てくれるのだから、存分に楽しんでもらわなければならんのだ。

 大学を卒業して6年というのは言い訳にしかならないが、農学を英語で読んだこともない小生に、自然農の真髄を伝えきるのは無理という話。だが耕さないこと、虫も草も敵としないこと、肥料も農薬も使わないこと、そして何よりも、自然農の田畑がかもしだす生命感が伝わればそれでよいのだと思う。それは、小生の足らない言葉ではなく、分蘗豊かな稲株を刈り、雑草を掻き分けて種まきをし、柔らかい土の中からサツマイモを手で掘り出すことで十分に伝わったのではないかな。草と虫とともに育つ大根、ゴボウ、サトイモたちが、自ずから語りかけてくれたのではないかな。

 初めての海外からのお客さんということで実は少々気負いすぎていたのは否めなかったが、レズリーのフランクさに助けられて、結局はいつもと同じようにマイペースで案内することができた。もちろん有能な(否、完璧な)通訳がいたおかげではありますが。決して自然農を求めて来たわけでなく、日本でのユニークな農体験として来たイギリスの女性を、特別の目的を持って招くわけでもなく、なかなか面白い取り組みだろうとちょっとだけ胸を張って招く。「わたしの庭の野菜たちもshizen-nouで育てられるかな?」という彼女の言葉が、何よりの喜びなのかもしれない。

 つくし農園の多角的経営方針のひとつに、海外交流も付け加えることに、、、なるか??

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Big thanks to S-chan, and nice to see you Leslie! Hasta pronto!



※自然農の英訳について
 
 EICネット(environmental information & communication network)では、自然農は「natural farming」として訳されています。もちろんこれで十分だと思っていますが、色々な含みもあることを承知で今日は「shizen-nou」とそのまま伝えることにしました。特に他意はありません。
 
posted by 学 at 22:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 新しき出会い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする