注)記事の日付は太陰暦を用いております

2010年12月18日

定期便

霜月十三日 晴れ

 未(ひつじ)の畑の奥、前年までセイタカアワダチソウが繁茂し、頭上を覆う桑の大樹からの落ち葉が降り積もっていた箇所で、この秋に播種した冬野菜が元気に生育している。何年かぶりのまずまずな生育の様子を眺め、そして手に取り、口に運ぶことは、やはり嬉しい。隣り合っては生育を競う野菜たちを、間引きしては味見し、程よいものを時々に、他の方への口にお届けできるのも、やはりなお嬉しい。

 少ない量ではありながらも、幸いにも自然農の野菜を食べたいと言ってもらえる友人へ、気ままな定期便での(それは不定期便と言うべきなのだろうが)野菜セットのお届けを始めることになった。ザル籠に手渡せる分を入れて、数日おきの収穫。いらない時はいらないでもいいし、出せない時は出せないし、それでもいいよと言ってくれる間柄での、気ままな定期便。今のところこれ以上増やせるイメージは出来やしないが、ありがたく、励みにさせていただいてます。


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 朝霜に冷えるカブが、たまらない甘さを蓄え始めた。
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2010年11月09日

小春日和にて

神無月三日 晴れ

 昨日の立冬をつくいちで迎えた。冷たく湿った朝露に煙る早朝の畑で冬菜を間引きし、朝めしに雑草を食べさせたヤギを車に載せて家へ戻る。少し恐がっていた腰(まだギックリはしていない)はどうやら回復傾向に向かっているようで、友人にお借りしたサポーターのお蔭もあって、軽作業であれば問題はない。

 前日の集合日での暖かな陽気を期待して少し薄着で家を出たが、陽射しが遅れて、秋の寒さを感じる開場となった。来場者の出足は上々。サツマイモ、里芋、菊芋、生姜といった土モノに加えて、間引き菜(今回のつくいちでは「早摘み冬菜」と命名♪)の緑色も加わり、久しぶりに彩りと品揃えに賑わう雑草屋本舗のスタッフにもついつい笑顔がこぼれる。

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 朝の寒さもいつのまにか太陽に押しやられ、中央公園の芝生は、月に一度の青空市場を楽しむ方たちであふれていた。小春日和とファーマーズマーケット。子細は抜きにしても、この相性の良さについては異論はあるまい。売り手も買い手も雑談しながらいつのまにか時間が経過し、早締めが続いたここ最近では珍しく、気が付けば終了予定の14時を回っていた。

 田畑はまだまだ途上の自然農。その途中の折々に触れるこうした作り手の小さな喜び。先ははるかな道にも見えるが、こうした補給があって、さらにもう一歩前に歩ける。いつもお手伝い&協力していただいている皆々様、感謝感謝です。自然農の野菜を、わざわざ雑草屋本舗でお買い求めくださる皆様、本当にありがとうございます。


 さて、またがんぱっぺー。 今週は、(もうほぼ回復した)腰の養生に専念しますぜ。


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2010年10月10日

無題

長月三日 雨のち晴れ

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 程よく雨が訪れ、程よくお日様が降りそそぎ、種蒔きしたそれぞれの芽が、程よく発芽ごろを迎えている。この具合の良さに、あとは程よい土が用意されれば、心地良い自然農の畑が万全に展開されるのだと思う。まだまだ発展途上の我が雑草屋の畑を尻目に、このところ、つくし農園の中に心地良い畑空間を整わせつつあるプレーヤーの方達がいて、本当に嬉しくなる。この2年、3年の間に様々な要因に悩み、考え、そのたびに手足を沿わせて対応されてきた先に、「ひょっとして、この土はとてもいい感じかも」とワクワクしてしまうような畑。それは私の大雑把な対応よりも地道であったり、私の主観的な対応よりも大胆であったり、各々の「自然農感」がそれぞれに発揮された、一つの自然農的な成功でもあると言える。成功という言葉は、自然農を語る上では特に必要ない言葉だとも思うのだが、それでも、(例えその先にどうなるかは分からないとしても、)過去から見ての今のワクワクするような畑の様子を眺めていると、「失敗」とは程遠いなあと素直に思えるのだ。

 そんなプレーヤーの方の区画を見て、自分の来年、再来年の畑に大きく希望を持ち、また一方で俯瞰して、全国で楽しんでいる自然農の諸先輩方の畑を思い出しては、やはり自然農の正しさ(間違いの無さ)に一歩確信が深まることになる。

 効率や、経済性や、成功や、発展といった言葉側からは、もしかしたら批判されるかもしれないとしても。


 まだまだ手探りで、我こそが「自然農」についてもっと知りたいと思っている小生ではありますが、晩秋に一つのイベントを開催することになりました。=======================================
 第2回自然農ワークショップ in ダンズテーブル

 『自然農と想いを巡らす一日vol.2』の開催

 興味のある方は、こちらからのアクセスを。
 心よりお待ちしております。
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一昨年前の第1回では、こんなことに想いをめぐらせていました。さて第2回目の今回はいったい。

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実れ赤米。
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2010年05月17日

にょき

卯月四日 晴れ(夏日)

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 理由も無くお休みしていたのち、理由もなく再開します。いや、理由はままありますね。かわりばえなく、とどこおりつつ、またどうぞよろしく。


 4月(新暦)の不思議な低空飛行の空模様が、このところぐんと高度を上げたように晴れ間が続く。卯月(旧暦)から皐月にかけてのこの陽気は、晴れ間には目が眩むほどの直射日光が注ぎ、ふと雲間に入ると涼気の良い風が顔を冷ましてくれ、夏を前にしたもってこいの予行演習となる。

 いつのまにか、朝5時前には空が明るく、夜7時が聞こえるまで夕暮れが伸びるようになった。その長い昼を待ちかねたように、世界の森、林、畑、田んぼの主たちが、わんわんと響くような勢いで、葉を、枝を、根を広げて伸ばしている。ぐっとおとなしくしていた4月の作物たちも、ようやく目が覚めたように発芽、成長の舞台に上がり始めた。

 一昨年はスズメ、昨年はモグラに悩まされた稲の苗代。今年は思い切って水苗代に変更してみていた。そうしたところに4月の多雨。今年は水没と低温で発芽状況に影響を受けた。それでも先週までに播きなおしをやり終えて、この陽気を背に受ける発芽の様子はどうやら好調のようである。にょきと天を突く稲の芽は、幾度見ても、頼もしく、心地良く、小気味良い。

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 色々と、先行き不安気味だった畑も、徐々に回復傾向に向かいつつある。ジャガも、枝豆も、スナップエンドウも、あれも、これも、どんどんいってくれ。
 

 鈴成りのエンドウに実が入りました。今年も雑草屋本舗にて、注文販売承ります。

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2010年04月14日

おやすみ

弥生一日 晴れ

 ジャガイモの芽がようやく土を持ち上げて黒々と太陽の光を受け始め、春播きした各種の野菜たちが発芽を揃えて並び始め、お米の苗代も慌ただしく準備し始め、明日が昨日になるような毎日の自然農作業に追われている。合わせて、週に二回ほどの大工木工仕事のお手伝い。昨年夏から我が家に同居するヤギの粟子の毎日の草食み散歩(雨は休み)。いよいよ心技体をフル回転させての充足の日々へ進みたい、そんな弥生の月初め。

 これからさらに、という気の充実とは裏腹の、畑への不安感。この2年間の浮き沈みを憂慮し、それでも兆しをみせる自然農三年目の土の蠢きを半ば切望し、炭素循環農法をヒントに手を加えた区画にもトライし、なお一層、自然農の深みへズブリと足を踏み入れる。まだまだまだ、知ってること以上の知らないこと、進む道は前にあるのにどうにもこうにも迷うこと、確かなものを信じきった上での不確かなこと、三度目を迎えているこの玉取の畑に立ってなお一層、そいつらが現われてくる。
 
 気付くこと、見ること、嬉しさ、もどかしさ、それらは自然農に向き合って7年経ち、そしてBlogを始めて6年経つ今も変わらない。初めての驚きが降り積もっていつもの風景になったとしても、初めての戸惑いが積み重なって不感症のようになったとしても、それでも田畑に腰を下ろして目の前の自然に向き合うと、説明のつかない生命感のようなものを感じて何かをもらってしまう。たとえ育たなくとも、たとえ延々と続く作業に嫌気がさそうとも、たとえ毎年の繰り返しであろうとも。

 その渦の心地良さは毎日、自分のど真ん中に届いているはずなのだが、それをいざ帰宅して写真をダウンロードしてPCの前に座ると、ここ最近特に春の作業が目白押しになるにつれて、何も書くことができなくなってしまった。何も、出てこない。感じてはいたとしても。ただの忙しさと惰性に耐えられなくなっただけだったとしても。


 うだうだと書きましたが、そんなわけでしばらく、「毎日が自然農」はお休みすることにします。だって書けないんだもの。毎日自然農は続けておりますが、特に決め事もなく続けてきましたので、決め事もなくしばらくお休みします。よっしゃ。言ってすっきりした。

 自然農の畑で野菜が光り輝くように育ち、食べてもらいたくて仕方ないほど収穫できたら直売小屋でも作り、自然農野菜の食事でもしながら自然農の話や人間と自然の話などをできる場所ができ、みんなが自然農の楽しさと真髄に触れて喜んで帰っていくような一日を届けられるようなそんな日を目指して。これまでもそうだったけど、これからもさらに。無理なく、不合理なく、質素且つアグレッシブに。

 インチキ百姓の自然農の毎日は続きます。そのうちまた、Blogは適当に再開します。半年後か、一年後か、もしくは、明日か。それまでは農園で、もしくはつくいちで、もしくは飲み会で。ではおやすみなさい。


 
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 めー
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2009年12月17日

ご用心

霜月二日 晴れ時々曇り

 忘れた頃に、ひょろりと連絡をいただき、夏の陽射しが眩しい様子の田畑が木枯しの頃の雑誌に掲載されることとなった。学研から出版されている「野菜だより」は、最近もはや確実にブームと言っていいだろう、家庭菜園雑誌の一つである。見聞きする限りでは「達人」「畑」「だより」が、3大人気雑誌のようであるが、最近3誌の紙面に、慣行農、有機農の大海の中に堂々と「自然農」の名が泳いでいるのが実にまあ、率直に言ってしまえば驚きである。もちろん、「素人家庭菜園向け」というカギカッコつきのフィールドにおいて、というくくりではあるが、なんというか、キテルネこれ。農業系雑誌の大本流と言っても過言ではない、現役農家バリバリも愛読の月刊誌「現代農業」にはまだまだこの波は遠く及んではいないような気がするが、生きてる間に、潮流が変わるなんていうことも、ないこともないのかもしれないよ。これ。

 そのために、いやそのために生きてるわけでもないが、たかがインチキ、されどインチキ、もうしばらく楽しみに田畑に向かうのは、悪い趣味ではないね。これ。

 良いものは、必ず、時代に残るのだという気概を持って。ただし、自分で良いものって言ってる輩には、十分用心されたし。


 「野菜だより 2010年 新春号」は、12月16日から店頭販売中。小生の記事は、自然農特集の中の40pから。


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※著作権の都合上、拡大しても本文はご覧になれません。
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2009年10月17日

ちらりほらり

葉月廿九日 晴れのち雨

 枝豆がたわわたわわしてる畑に、石岡からのお客さんがいらした。頃良い株を鎌で刈り取り、葉を落とし、紐で縛ってむずとお渡しする。自然農の立ち話をして、お互いに「ありがとうございました」と交わしてまた作業に腰を落とす。前日はまた、夕方に刈り取った黒豆を家でもぎ、袋に詰め、自転車で待ち合わせて、ずしりと袋をお渡しした。

 どこかでお会いしていたりしていなかったり、Blogつくいちで見たり聞いたりされて、ちらりほらり、自然農の成果たちが少しずつ広がっていく。

 なんでもいい。なんでもいいぞ。どうだっていいんだから、とにかくやればいい。次の「ありがとうございました」を腹に溜めて、土にさわれ。


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2009年09月29日

スタンバイ

葉月十一日 曇り時々雨

 ここ数日、畑の土を鍬でけずると土埃が舞うカラカラの秋晴れが続いた。秋播きの種の発芽を促したくて、播種後にジョウロで水をかけながらの作業にちょっと飽きはじめてきていたころに今日のこのぱらりとした雨。時候やよし。
 作業をしていると、この秋の作付けを喜ぶ気持ちと、来年の春を見越して土の状態を良くしたくて作付けを控えたい気持ちがぶつかる。すでに決めたはずの作付計画を毎日のように畑で練り直しながら一列一列種を播いてゆく。その行ったり来たりの迷い箸ならぬ迷い鍬も楽しい。


 さてさて、5月に種まきした枝豆(大豆)がようやくモリモリと膨らませ始めた。今日は旧暦十一日。いよいよ豆名月が近づいてきた。
 10月のつくいちが異例の第2日曜日開催のため、このモリモリの豆がお届けできる機会が一週間伸びてしまうことになるのが残念だが、つくいちにもまだまだ豆は出せる見込み。さりとて今週も来週も、いつでも食べ頃の枝豆が畑にスタンバイしているのだ。


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 茹でてそのままの枝豆もよし。つぶして「ずんだ」にしても風味最高。真夏のビアガーデンでの枝豆は、軍配を挙げるなら明らかに主役はビール。しかし部屋着が半そでから軽い薄手の長シャツに変わるこの時期に、冷たすぎないビールを片手に豆本来の旬を味わう。その時、主役はビールではなく自然農の枝豆に座を明け渡す。

 葉物、果菜類が上手く育てられなかった今年の思いが重なって、ずしりと太った鞘を眺めると、ついつい感想が大げさになるのはご愛敬。なんとか頑張って育ってくださいましたから。


 相棒のyamaさんと小生が育てた個性ある枝豆は、雑草屋本舗にて注文受けたまわり中。

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2009年05月13日

ありかも

卯月十九日 晴れ時々曇り

 つくいちの定例会議に出席して散会後、コーヒーファクトリーさんの軒先を(勝手に)お借りして(勝手に)月夜出店してしまった。夕方に収穫したエンドウやソラマメを木箱に乗せ、開店時間5分。お客さんはつくいちメンバーの皆さん。

 自家用の軽バンに木箱一つ積んで、その日採れた分を量り売り。売れ残りは自宅で焼きソラマメでぱくり。これって、ありかもね。以前に友人と話していた妄想を、思いがけずゲリラ実行してみたら、予想以上に楽しくてニヤリ。本舗のBlogで売るのもナカナカ手探り感のなか、これはこれでありかもね。人生には、小難しい話も必要で、それと同じくらい、適当な小気味よさも必要ですな。


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 さて明日もひいこらと種を播こう。
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2009年05月11日

そろそろ

卯月十七日 晴れ

 エンドウ豆、苺、空豆。旬の野菜たちが、よほど食べてもらいたいのか、どんどん収穫期を迎え始めた。未熟ながら直売所の準備がままならないので、なんとかBlog上で貰い手を募集している。なんでこんなに美味いのかねしかし。


 自然農2年目の畑ながらも、野菜も草も、自ずから然らしむるように育ち、実り、足跡を残しながら生きている。売れなければ全部自分で食べればよいし、来年の種として残してもよいし、畑にそのまま帰してあげてもよいし。経済学的に無駄だって? 無駄なものかよ。こいつらは何もない土の間で、自分で光合成して養分蓄えて、雨水を吸い上げて時々虫に食べられてあげて根っこにも微生物を住まわせてあげて、そのうえ人間にも食い扶持を分けてくれてるのだ。すごいねしかし、植物さんは。

 まあとにかく直売所、いよいよそろそろ、建てねえと。



 しかしなんだ、ビールのあてに自然農の苺ってのは、ちょっともったいないかしら。ヒック。
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2009年02月14日

さあて

睦月廿日 曇りのち晴れ

 前夜からの風雨が見事に通り過ぎ、つくし農園、2009年度スタート。我がホームグラウンドに、今年もプレーヤーが集い新たに息吹を注ぐ。


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photo by yamaさん



 なにはともあれ、スタート。田んぼの拡張とか、畑の畝作りとか、ジャガイモとか種とか作付け計画とか小屋整備とか、ウズウズがホカホカしながらのスタート。にぎやかしく、たくましく、うわつきもせず。

 メディアから遠ざかっている小生の耳目にさえも届く、このところのメディアの「農」ブームは、嬉しくもありもどかしくもあり我関せずとも思えたり。春のざわめきが様々にうねりながら吹きぬけようとしているが、自然農の足元はどんなブームにもおびやかされずに、ただ生き物達の営みにのみ委ねられて動いていく。そんな足元に気づくことが「農」に込められたメッセージであり、それが広がるのだとしたら、ブームは願うばかりなのだ。


 今年も、さあて、これからこれから。 まずは、第一歩の歩みを終えてひと安心。
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2009年02月06日

逼迫

睦月十三日 晴れ

 このところ晴れが続き、やおら冬作業を進める。ふくらはぎが細い細いと最近言われていたこともあって、この3日間の移動は全て自転車で。決めたとたんに移動距離の大きい遠出が増えて30kmくらいは走っただろうか。冬はね、体動かすに限るよ、と自己暗示。

 さて来週末の2009年度スタートを控えて、農具の逼迫に見舞われているつくし農園。田んぼを人力で拡張するために、一輪車(手押し車)を10台ほど使いたいのだが、雑草屋の所持は1台のみ。持っててもほとんど使用しないから買い揃えるわけにもいかず、なんとかして集めたい

 おーい、持ってて貸してくれる人おらんかね。もしくは買ってくれる人♪


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ええ、これです。  

いや、これじゃなくて
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2009年02月04日

脱がされ

睦月十日 【立春】 晴れ

 顔を冷やす筑波颪と、背中を暖める日ざしの戦い。鍬を振るうちに、ジャンバーを一枚、帽子を一つ、と着衣が脱がされてゆく。まるっきり北風と太陽の物語のような、立春の農作業。

 2009年度のつくし農園の開園を控えて、田畑の拡張準備に追われている。詳細はつくし農園Blogに後ほどアップする予定であるが、まずは何よりも周囲の草刈りである。農園として利用させていただいている農地は、その土地も、隣の土地も基本的には耕作放棄地であるため、新しく利用しようと思ったら何はともあれまずは草刈りから始まるのだ。草刈り、検地、測量、諸々を経て、いよいよプレーヤーの方に利用してもらえる下準備が整う。開園まであと10日あまり。もうしばらくは、ごりごりと体を動かす日が続きそうだ。


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刈り払い機で薙ぎ倒した跡。何気に気持ちよい作業。




 【立春】…春の気たつを以て也(暦便覧)
      ★雑草屋的季節分布★ 冬:春=9:1

      冬と春の分かれる節分の翌日であり、立春は寒さがあけて春に入る日です。
      また、立春以降初めて吹く南よりの強風を春一番と呼び、
      立春の早朝禅寺では厄除けのために門に縦書きをすると、
      左右対称になる「立春大吉」と書いた紙を貼る習慣があるようです
      ※読み:リッシュン
      <参考:日本文化いろは事典 & こよみのページ

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2008年12月08日

では乾杯

霜月十一日 曇り

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 日曜日のつくいちを終えて翌日。つくいちメンバーの、はじめての懇親会。乾杯の挨拶が「では乾杯♪」で、締めの挨拶が「来月も頑張りましょう!」。それだけ。それが今のつくいちの、象徴のように思えて、ちょっとワクワクした。

 イベントではなく、毎月の市場として根づいていきたい、という何となくの共有認識。「いいことやってる」ための確認場所でもなく、「いいことやりたい」ための表現場所でもなく、「いいこと一緒にやりませんか」というつながり場所でもなく、「わたしたちがここにいる」ための自己満足の場所でもなく。出店者のそれぞれの日々の中の、月に一度の出張所としての場所。こんな市場があったらいいよなと思った人がいて、その思いに相乗りする人がいて、各々の「こだわり」の一点は譲らずに、価値観を共有できる場所として生まれた定期市。

 でもそれは雑草屋の小松が一人で思っている「つくいち」でもある。こうして考えを表に出してみて、違和感を感じたりするだろうし、別の考えも出てくるのかもしない。いち出店者として、つくいちに抱いてるイメージを少しだけ書いてみたかった。決して「つくいち」全体がひとつの考えをもっているわけではない。「背景までおいしい」という曖昧にも思えるテーマに対して、誤解を恐れずに言えば本気で真剣に受け答えられるお店や生産者が集まる市場でありたい。そんな人たちが集まっているし、増えていってほしい、と思っている。そんなワクワク感が好きなんだと思う。
 
 選んだ商品の袋詰めの最中に「友達待ってるから早くして」と言ってしまうお客さんに対して、「どうして待てないんだろう?」と違和感をおぼえたりすること。何も買わずに挨拶もそこそこに写真だけ撮影してテントを離れていく来訪者に対して、それは失礼でしょ?と違和感をおぼえたりすること。お店にも客を選ぶ気持ちがあるということを、もしかしたら忘れてる人が多いのではないか、と思わされることを見聞きする今日この頃。「お客様は神様」という半分デタラメな信仰に対して違和感をもって、信念を持って商品とお客さんに向き合う出店者が集まった市場。と、いち参加者として思う「つくいち」。


 参加しているメンバーの、それぞれの思いや気合いは、月に一度の出張所で表されるのではなく、それ以外の29日/一ヶ月にこそある。だから、乾杯の挨拶も、締めの挨拶も、象徴的に思えたのだと感じている。また来月、中央公園で、よろしく。「つくいち」はそんなテイストなような気がした、単なるいち出店者の、懇親会の後の、酩酊しながらのつぶやき。
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2008年11月21日

宣伝

神無月二十四日 晴れ

茨城放送 1458kHz
サンシャイン・カフェ Siesta の番組内にて
「つくいち」についての放送が予定されています。
11月25日 15:20〜15:30 の放送です。

とりいそぎー。


追伸:取材の様子はこんな様子でベッカライブロートツァイトの店内で行われました。声で届けるというのはやはり難しいものです。

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放送当日は結局聴けず。つくいち当日にもアナウンサーの方が遊びに来ていただけるようです。次回の放送もあるかもしれませんね。
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2008年10月31日

嫁ぎ先

神無月三日 曇り



 日曜日はつくいち。月に一度、第一日曜日、つくばの朝市、そんなキーワードが少しずつ根づきつつあるような、今回で4回目の開催。今回は、自然農の野菜を3店舗でメニューに取り入れていただくことになった。嫁ぎ先はご覧のとおり。

 枝豆 ⇒ ベッカライ・ブロートツァイト 【枝豆パン】
 
 枝豆 ⇒ りっつん 【つくいち中華丼】
 
 柿  ⇒ ナチュカフェ 【柿のスイーツ】
 

 それぞれのお店で、別の出店生産者の方の野菜を使ってのメニューも増えてきているようだ。

 畑で育ったものをただ売るだけでなく、こうした繋がりの中でより美味しく加工されて来場者のもとへ届いていくのもまた、つくいちならではの楽しみのひとつ。 
 百姓にとってはよくあることなんだろうけど、インチキ百姓にとって、育てたものが、プロの手で調理されてまた野菜たちの別の姿として目にすることが、とても新鮮で嬉しい。

 明日は収穫で忙しくなりそうだ。いましばらくはもう少し胸を張ってこのつながりを続けられるように、種播きと畑の面倒に時間を掛けるしかないのである。
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2008年10月30日

それぞれの一日

長月三十日 晴れ 
 
 2日過ぎた今も、振り返る手がかりも、表現する言葉も、的確なものが見つからない。10月26日に友人が主宰するDan's tableにて行った初めてのワークショップ。6年近く自分なりに続けてきた自然農を、農園とは違った場所で、農作業とは違った時間で、いったいどんな一日を届けられたのか。
 心に湧き出た言葉を口に紡ぎ、ゆっくりとその言葉に耳を傾ける。「自然農」に、実際に触れ、見て、聞いて、話して、自分の中の「何か」に少しずつ響いていく。そんな一日を思い描いて。

 曇天の朝、霧雨の午前、自然農野菜のランチ、薄明るさが戻った午後、そしてつるべ落としの夕暮れ。具体的な言葉として、何かが残った日ではないかもしれない。それでも、ワークショップの終わりの皆さんの表情が穏やかで、もしくは何かが内包されたような高揚感も見え隠れして、誰かしらのどこか隣に、自然農がちょっとだけ根付いてくれたような気持ちになれた。今は、それだけでいいのかもしれない、いやそれ以外には、できることなどないのかもしれない。
  

 参加者それぞれに灯った、その日一日の時間、空間、言葉。「終わった今、みなさんそれぞれが感じ得たことが真実です」というDanさんの言葉こそが、シンプルで、当たり前の本質なのだということ。 この後の暮らしの中で、ワークショップの一日がどんな意味を持つのかは、まるごとすべて、皆それぞれにお任せするしかないのだということ。

 自ずから然らしむる。自然に任せて。己の内にある、心の起こりに耳を傾けるごとく。
 


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 神送りの今日の西の空。明日からの神無月を想う。百姓は己の田畑に戻り、また雑草たちと向き合うのみ。



〜Big thanks to Dan & saya〜
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2008年09月10日

第ニ回つくいち終了

葉月十日 晴れ

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 先週日曜、先々月にスタートした「つくいち」の第二回が開催された。前日の深夜まで、出荷仲間のyamaさんと、どうしようかと頭を悩ませて酒量が増えたが、当日の朝に畑を漁りまわってなんとか開店休業状態はまぬがれての出店となった。

 つくいちの反響は、思った以上に好評のようで、今回も9時の市開きの前になかなかの客入り。飲食系の屋台は昼前までに売り切れが定番になりつつあり、農家、食品の出店者の屋台の前も、店主と会話を楽しむお客さんの姿にあふれていた。

 つくいちは、来月の開催でひと区切り。テスト開催期間を経て、11月から、再度仕切り直しとなる。懸案事項も少なくない。「背景の見える」「安心・安全・こだわり」を持つお店や生産者が、無理のないペースで増えていくことも望まれるし、中央公園の利用についても継続使用できるかどうか、役所に許可をもらわなければならない。

 「つくいち」が、つくばの人たちにとって有意義な取り組みであるイベントとして認知してもらえることで、継続使用などへの理解にも繋がってくるのだとしたら、どんな方法があるだろうか。もしつくいちに参加された方で、つくいちの取り組みを応援してくださる方がいましたら、当Blogや、随意の出店者の方へでも構いませんので、是非とも感想やお声をお寄せください。その一言が、つくいちを支える大きな声援になるはずです。

 今日はまじめになってしまいました。


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 それにしても、自然農、畑移動の1年目は、収穫厳しいなーー!!!(笑)。お店に立ち寄ってくださった皆さん、懲りずにまた遊びに来てくださいませ♪
 
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2008年07月20日

お手紙します

水無月十八日 晴れ

秋野先生へ

 先生、…(続きはこちらから)
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2008年06月24日

つくいち開催

皐月二十一日 晴れ

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 7月6日日曜日、つくば市中央公園にて「つくいち」が開催されます。

 「つくいち」とは、『背景まで美味しいつくばのマーケット』を毎月開催することを目的に、つくば市近郊の、安心・安全・こだわり・手作りなどを合言葉としたお店があつまった美味しい市場です。

 われわれも、「雑草屋」として自然農野菜を販売することになりました。ご一緒のお店も、背景が見える素敵なお店ばかり♪ 7月6日はつくば中央公園へ集合!

 

日時:2008年7月6日(日) 朝9時〜昼2時
場所:つくば市中央公園(TXつくば駅南側)
出店:nachu cafe
    …手作りハム、ブルーベリーマフィン、スコーン、焼き菓子
   :季節のお野菜 浅野与五右衛門
    …有機野菜、味噌、梅干
   :穀菜レストランとナチュラル雑貨 りっつん
    …野菜カレー、玄米おにぎり、ベジタリアンバーガー、ピクルス・ぬか漬け、ジャム、ヘンプオイル
   :安心とおいしさを求めて・・・稲本豆腐店
    …豆腐、油揚げ、厚揚げ
   :自家焙煎 コーヒーファクトリー
    …水出しコーヒー、有機コーヒー&豆販売4種、焼き菓子数種
   :北欧の手工芸&雑貨 ハントヴェルク
    …白樺の樹皮のかご、木のバターナイフなど
   :ベッカライ・ブロートツァイト
    …ドイツパンなど
   :みたらい農園 筑波山麓こだわり卵
    …放し飼い有精卵、野菜
   :マルソー農園
    …減農薬野菜(スイカ、カボチャ)など
   :一反百姓 じねん堂 
    …雑穀・大豆・梅の加工品
   :雑草屋 自然農野菜
    …自然農栽培の野菜、ハーブティー、手作り石鹸
posted by 学 at 22:27| Comment(4) | TrackBack(1) | 地に足つけて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする