注)記事の日付は太陰暦を用いております

2020年01月05日

田舎籠り実践トレーニング

師走十一日 晴れ 於大子町

 あけましておめでとうございます。

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(今年も、おせち、手作りしました。市販加工品の購入ゼロ、合成添加物ゼロ♪)


 新暦(グレゴリオ暦)の年の瀬を過ぎ、大子町に家族で移ってから初めての正月を迎えた。およそ20年ぶりの、(しかも長女の小学校生活も含めて初めての冬休みでもある、)公式な年末年始休暇を家族で過ごし、明日からまた、週5勤務の暮らしへ戻る。


 昨年、3月に第4子の次男が生まれ、4月に茨城県最北の大子町(だいごまち)へ引越し、5月から地域おこし協力隊の活動が始まった。次男はもうすぐ9カ月となり、借家で始めた自然農畑はイノシシに食い散らかされ、家の一部屋の壁には薪ストーブの煙突用に穴が開けられた。家庭保育とホームスクールを続けてきた長女は、両親の複雑な想いを背負いながら(笑)学校に通い始め、出勤後に家に残った妻は、5歳3歳0歳の育ち盛りにマタドールのごとく立ち向かっている。私はと言えば、慣れない半公半農(実際には五公二農/一週間)生活に四苦八苦し、町から求められる「仕事」と三年契約の終了後に目指す「起業」との、絶妙なる舵取りができるはずもなく日々汗をかいている。


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(筑波大の箱根駅伝出場を祝い特別に実家でのTV観戦が許され、
 その午後、影響をモロに受けた子供らによる庭駅伝がスタート!)


 自然農も、自然体も、十分に楽しんでる、とは申しません。

 町から求められ、応じるべき職務の課題が山積はしており、できる限りの貢献はしたいし、している自覚もある。その中で、その範囲の中で、捻り出す時間の中での自然農の田畑、森のある暮らし、森羅万象に付随する自然体的なアプローチは、まあまあ楽しんでますよ。


 そもそも、人里離れて、週二〜三日くらい生計のたつ「仕事」や「人間関係」を手にして後は自然農とホームスクールと自給自足と自然育児と自然療法と心身治癒と古武術的身体操作とブッシュクラフトと(他にもたくさんあるはず)つまりは森羅万象への自然体的探求をしながら暮らしていきたいだけの我が家にとって、この三年間は、すべてがチャレンジであり、学びであり、トレーニングなのだ。

 一昨年前に、そういえば千葉県のいすみ市で過ごした"パーマカルチャーと平和道場"での暮らしは、「文化的サバイバルバケーション」と位置づけていた

 であるなら、昨年春から始まったこの三年間の半公半農の暮らしは、「田舎籠り実践トレーニング」とでも位置づけれようか。


 里山のある田舎地方での、生計の立て方、自給技術の習得、地元の方々とのコミュニケーション、地方特有の課題へのアプローチ、移住者ならではの貢献の在り方、etc...。仕事の全て、生活の全てが、これからの家族の日々に繋がっている。


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(昨年も自然農でお米を育てられたことに、ただただ感謝。)



 具体的に言えば、パブリックには、大子町が取り組む「森林セラピー」事業の推進と、町への移住定住の推進の為の、試行錯誤と実行。森林セラピーは、森林面積が八割を超える大子町での、森を活用した健康増進への取り組みをいかに前進させていくか。移住定住業務は、高齢化と過疎化が課題の町へ、新たな移住者を迎え入れるための取り組みをいかに前進させていくか。ともに、職責と個性を織り交ぜつつ、「自然派」「持続可能な暮らし」をテーマに移住を考える都市生活者へ、大子町がターゲットになるべくトライアル的に雑草屋の知見も種々取り入れての活動していこうと予定している。

 プライベートには、とはいえ半分公職の身としてはくっきりと切り分けることはできないのだが、変わらずに自然農的実践を継続することや、いわゆる「ひきこもり」関係の方々との交流、ドネーションスタイルでの心身治癒法(マインドボディヒーリング)の講座の開講、などを今年も続けていく。
 可能ならば昨年よりも増やしたいのは、自然育児、家庭保育、ホームスクーリング的な時間かな。極論、「仕事」は誰でもいつでも替えが効くし、人生でどのステージでも構わない。でも「子どもとの時間」は、今、この、数年間しか、本質的な意味での瞬間を味わうことができないのだから。本来は何よりも優先して取り組みたい、人生的課題として。

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(庭駅伝、みごとに長男がゴールをきめました!)


 それを踏まえて、パブリックな「お給料」をいただく身としての報酬に見合った貢献と、プライベートな「ビジョン」に耳を傾けて人生という駒をどう動かしていくかを、自然体で探求していきたい。

 世界平和、持続可能な暮らし、生きづらさを感じることの少ない社会。
 大げさでなく、ただこれだけを願って。
 楽しく、真剣に、想いのままに。

 本年も、どうぞよろしくお願いいたします。


 脅されず、踊らされず、踊る
 交わって、味わって、群れず
 動じず、しびれて、死なず
 (故 秋野豊先生の言葉)


 ※お手紙します(12年前、個人的な秋野先生への想いを綴りました)



posted by 学 at 23:53| Comment(0) | 大子暮らし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月18日

妄想公開(公私混同編)

弥生十四日 晴れ 於つくば

 まだ産後一カ月しか経ってはいないが、医療介入なしのお産の功もあり産後の回復が穏やかな妻の体調と、出まくりの母乳を惜しげなく飲んですくすくと育つ次男の様子を観て、外出する機会も増えてきた。

 この日はつくばに家族でお出かけし、自然育児の会(妻が2年前に代表を務めた縁もあり今でも参加している)の集まりにでたり、長男がお世話になった大好きな助産師さん(守谷助産院の白井先生)にご挨拶に伺ったりした。おまけに大好きなパン屋(関東で多分イチニに入る名店「ベッカライブロートツァイト」)で昼食を買い、馴染みのコーヒーショップ(これまた日本に名の知れた「コーヒーファクトリー」)で生豆の空袋をいただき、あとはつくばのマル秘スポットで「マテバシイ」の苗木も手に入れて、夜遅く大子に戻った。

 ああ、忘れていた。一人いすみ市に残って平和道場の友達の家で2週間お世話になった国内短期留学中の長女も、帰ってきた(笑)。(Sちゃん本当にありがとう!)


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<白井先生とご一緒に記念撮影♪>



 マイペースでもいいから、持続可能なライフスタイルを気に留めている人たち。人工的、機械的、産業的、大量生産大量消費的、な社会に何かしら違和感を感じて自然な在り方に耳を傾けようとしている人たち。人間の本来の健やかさって何だろうかと、育児や心身に関心を抱く人たち。そんな皆さんと幸いにもつくばやいすみの活動で交わり、ゆるりと繋がってきた時間。もちろん適度にひきこもりながら(我が家は夫婦ともに、適度にひきこもり体質を持っています)。それらは本当に財産なんだなーっと感じた一日だった。

 帰り道の車内、遊び疲れた(長女はきっと色んな疲れもあったよね)子どもたちの寝息を聞きながら、「心の栄養ってこういうことを言うんだよね〜」と夫婦でしみじみ振り返っていた。そして自ずと、これからの暮らしにも話が広がる。きっと大子でも、僕たちは変わらない。



 自然の恵みを損ない過ぎず、奪い過ぎず、頼り過ぎず、軽んじ過ぎず、ありがたく受け取る。そんな暮らしを生き方として続けたい。家族から、集落から、地域から。僕たちがそんな暮らしをしたいなら、そんな仲間が増えてくれたら楽しい。今日お会いしたような、今まで価値観を共有してこられたような皆が、この山と水の豊かな大子に、住んでくれたらいい。

 住んでくれるような魅力ある地域ってどんな場所だろうか。そんな場所に近づくにはどんな試みが考えられるだろうか。

◆例えば、護岸工事と生活排水の流出で川魚も住めないような小川を、また魚も小動物も豊かな川に戻すような試みとか。
 
◆例えば、増えすぎ(あるいは餌や生活環境が足りなさすぎ)て農業被害が深刻な野生動物の環境を、生活にジビエを取り入れたり森を再生して彼らの暮らせる森に戻すような試みとか。

◆例えば、大子のオーガニックや自然食やエコロジーを大事にする人(作る人も楽しむ人も)が集まって過ごして資源(モノ)も通貨(カネ)も循環する、ゆるやかなマーケットを定期開催するとか。

◆例えば、身体の調子を崩したら「医療機関に委ねないと大変なことになる」という不健全な健康常識を、森林などの自然に触れたり心身治癒の習慣を取り入れるだけで医者いらずの日常に変えられる機会を提供する、とか。(あ、これ5月からの職務の一部だ(笑)。)

 もっと小規模で考えれば、

◆5月からの活動で、週5日を妻と子供4人の時間となることへのちょっとの心配や負担を減らす試み。それなら保育園、とかじゃなくて、ギフトエコロジーWWOOFホームスクーリング平和道場を組み合わせた「雑草屋暮らしサポーター」みたいなのを募って、自然農×自然育児×心身治癒etc&一宿一飯が小松家からのギフト、暮らしや農作業や育児のお手伝いがサポーターからのギフト、で解消できないかな、とか。

 
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 <こんな景色を>
thanks for the photo from Dojo



 そんなこんなを、もちろん地域おこし協力隊での活動とも重なりながら(僕自身の生活の多くの時間がそちらになるからね)、我が家の活動としてもできる範囲でやっていくうちに、ご近所も巻き込んだり、あるいはご近所の空き家に友達が、知り合いが、想いを共有できる誰かが少しずつ移り住んで、もっとワクワクするような集落になれたりするんじゃないかな、と妄想する深夜。大げさにあえて風呂敷を広げるなら、大子町の「ブラウンズフィールド」になれたらいいな(みたいな役目を担えたらいいな)、とかね♪


 新しい環境で大地に手足を動かしながら、今までのありがたい交わりを糧にしながら、時々訪れる味わい深い出会いに感謝しながら、やっぱり今の社会価値感のままで良いワケないから歩みはやめない!と、想いを新たにするのです。

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 <こんな景色と>



 みんな、いい場所一緒に作らない(笑)?!





posted by 学 at 23:00| Comment(0) | 大子暮らし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする