注)記事の日付は太陰暦を用いております

2007年04月22日

白いね

弥生六日 晴れ

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 〜 すずしろの 太き株から 咲く白さ 〜 
 


 冬を越して選別して残していた大根が、白いその花を満開に広げだした。一株から無限に茎を伸ばして十字に咲くそのエネルギッシュな様に、ついつい笑顔がこぼれる。野菜の花って、なぜだかどことなく可憐なんだよね。うむむむ、可愛い。。。


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 上から見ると、一株の大根からこんなにも花を咲かせます。
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2007年04月20日

うししし

弥生四日【穀雨】 晴れ 

 二日酔いのまま畑に出て、種蒔きの準備をしながら播き床の様子を見て回る。毎日の儀式。一日一日と畑に伸びる雑草の勢いが増している。このところ続いた曇り空が明けてギラギラの太陽に誘われるように、4/8に播いたトウモロコシとトマトが、発芽し始めた。うしししし♪ 小躍りもし、安堵もし、テンション高めに種蒔き作業を開始する。陽気に当てられて、ナスとピーマンとスイカとメロンと枝豆と里芋を種(芋)植えを夕方まで。はいちかれました、と。

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 トマトちゃん♪                        コーンちゃん♪



 そういえば昨日は桃の節句だったのか。ひな祭りね。それであんなに酒が進んだのね。納得。



【穀雨】…春雨降りて百穀を生化すれば也(暦便覧)
      田んぼや畑の準備が整い、それに合わせるように、
      柔らかな春の雨が降る頃。
      この頃より変りやすい春の天気も安定し日差しも強まる。
      ※読み:コクウ
      <参考:こよみのページ>


 それにしても、なんと暦の揺るぎないことか(笑)。
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2007年04月10日

開闢

如月二十三日 晴れ

【開闢(かいびゃく)】
@天地の始まり。世の中の始まり。A荒地などが切り開かれること。B信仰の地として山を開くこと。 (大辞林/三省堂)


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 待ちに待った、新規開拓畑でのジャガイモの発芽。埋めかぶせた10cmの土を押しのけ、表土を割り、今、太陽の下へ。その様は、天地を開く開闢の儀式である。草の間で、耕さない土の中で、これからどこまで成長してくれるのか。植え付けから二十日ほどを経てのこの出芽に、なにかこの一ヶ月の祈りがまずは通じたような気がして、心から胸をなでおろした。


 もっとも、自然にしてみればこの愚農の祈りなど歯牙にもかけるはずもなく、ただ種芋があり、土の中で陽の暖かさを感じたままに芽を出したという、ただそれだけの数億万年の遺伝子の繰り返しに過ぎないのであります。うむ、その通りなのです。


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 芽を出し切ったジャガイモ。


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 ヒマワリの発芽。


 この季節は、写真が増えて困る。
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2007年04月05日

ばんそうに踊る

如月十八日 晴れ  【清明】

 【清明】…万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれる也(暦便覧)
      清浄明潔の略。晴れ渡った空には当に清浄明潔という語がふさわしい。
      地上に目を移せば、百花が咲き競う季節である。
      ※読み:セイメイ
      <参考:こよみのページ


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 早朝の畑に朝日がさす。


 と聞こえはいいが、畑には、前日の予報どおりに晩霜が降りていた。 


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 美しい、かくも自然は背反的なのだ。春の喜びに青みを増した葉の上に白衣を纏うその姿は、包んでしまいたくなるほど儚く美しい。


 と、感傷的になるのはここまで。ウロウロしていても仕方がないので、やけのやんぱちで、ジョウロの水をかけてみる。ありがたい情報を頂いてはいたが自分でも確証がないので、試験的に半分、いや3分の1ほどの範囲のソラマメとエンドウにかけてみた。白衣は溶け、しなだれるような葉に潤いが戻ったような、そうでないような。表面は溶けつつも内部はまだ固さが残り、指先で触れるといつぞやのテレビCMのようにパリリと砕けてしまいそうでもあり、そうでもなさそうでもあり。

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ソラマメに霜が襲われました!    土筆の発芽を霜柱が囲む!



 結果はまだわかりませんが、昼に清浄明潔の日差しを受けた畑に戻ると、いずれの豆も人間の杞憂を笑うかのように元気に葉を広げていました。とはいえ、ですからね。何が起こるかはわからないからね。

 もちろん、何もないといいんだけど。
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2007年04月04日

折りしも

如月十七日 曇りのち雨

 昨日の夜から、コタツなしでは過ごしにくいほど冷え込み今日も夕方から冷たい雨が落ちてきた。天気予報では、明日の明け方6時には零度まで下がるとの予想。昼の間、外に日光浴させておいた苗類を早々と屋内に取り込んで明日の冷気に備える。

 折りしも、農園の皆から晩霜についてのやり取りがあった後であり、畑のソラマメなどが気になるところである。話では、水をかけて霜を溶かしてしまえばいいとのこと。稲藁で根元は覆ってはいるが、果たして。出来れば明日の朝は早起きして様子を見に行きたいのだが、さて。

 霜のことがこんなに気にかかるなんてなんだか、少しだけまた百姓に近づいてきたのかも、知れない。

 
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2007年03月29日

ほつほつと

如月十一日 晴れ

 陽気、陽気、陽気。

 昼の作業に背中を丸めていると、ジリ・・・ジリ・・・と、薄手のシャツを通して太陽光線の熱さが染み込んでくる。驚きの日光。

 ここ数日のありがたい雨と晴天の繰り返しに、ついに今春第一号の発芽を確認した。

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 プレーヤー各々の畑にも目を移すと、それぞれに、ほつほつと発芽の様子がみてとれる。何度味わっても、この快感はたまらないものです。


 今日は、来園したプレーヤーさんと共にジャガイモ植えのラストスパートと各種の種蒔きに励む。自然農では種蒔き後に土に青草などをかけるのだが、その青草は周囲に生える雑草たちを少し刈って利用する。先週にはほとんど生えていなかった雑草が、心なしかモリモリと範囲を広げており、青草が手に入りやすくなっている。今の内はこの愛しい雑草たちも、あれよあれよという間にストレス満点の雑草ジャングルへ変わっていくのだ。まったく、人間て勝手だよなあ。


 この陽気で、つくばの桜が音を立てるように蕾を開かせ始めています。昨日は二分咲きの木が、今日は五分咲きになっていました。

 、、、、ということは、、、、花見、だよねえ?
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2007年03月24日

はる+むし+むし

如月六日 晴れ

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 暑さ寒さも彼岸まで、である。春の到来は、何よりも明らかに畑に現れる。昨年に引き続き、今年もこの時期の主役はひとまずミツバチのようだ。とはいえ草の上にも下にも、天道虫に大小のアリ、蜘蛛、名前のわからぬ幼虫が、いよいよもって蠢き始めている。この時期の作業の喜びは、冬の間の生命の寂しい畑が一転して、小さき魂たちの目覚めに包まれ始めていることをポカポカと感じるからなのかもしれない。

 うごめく、とは、「春」に「虫」「虫」と書くのですなあ。


 さあ、虫に遅れじと、ダイコンニンジンカブホウレンソウコマツナタマネギチンゲンサイ・・・、種蒔きラッシュに乗り遅れるな!
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2007年03月23日

彼岸には

如月五日 晴れ

 彼岸 ジャガイモ 土の中

 とは、ジャガイモの植え付けは春のお彼岸ごろまでに済ませるのが良いという言葉。どこからともなく耳にしているが、季節に沿っての昔からの言い習わしを体に覚えさせるのも百姓の仕事である。春分を過ぎてイモの植え付けもスパートに入る頃だが、地元のおばちゃんの話に聞き耳を立てると、筑波地区の植え時は彼岸後でも大丈夫のようなことも。

 一日をイモの為に穴を掘って埋めての繰り返し。腰が痛くなればなるほど、夏先の収穫が楽しみになってくる。今日は、157個の植え付けを終了〜。あー、疲れた。
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2007年03月18日

ひとめぐり

睦月二十九日 晴れ

つくし農園、集合日二日目。2年目を迎える新しいスタートに、プレーヤーメンバーが集まってにぎやかに一日を過ごした。

メンバーの一人が、「畑の全体を見渡せるポイントはないかな?」とカメラ片手に質問。ふと見上げると、北側に絶好の小高い土手が。小生も気がつかなかった、全体構図を観察できる場所にのぼり、匂いたつ春の畑をフィルムに納めることにした。


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これから、またひとめぐりが始まる。今年はどんな自然農になるのやら。
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2007年03月08日

イモの行く末

睦月十九日 晴れ

 菜の花が、首をかしげて空を仰ぐ。三寒四温のつくばの畑に、少し戸惑い気味なのか。

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 今年の畑の準備のために肉体労働を忙しくしている合間、昨年からの後片付けも畑の隅で行なう。秋に採れたサツマイモのいくつかを家の中で冬越しさせ、今年の種芋(苗を育てる用)として育てようと思っていたのだが、結果はさにあらず。とにかく冬の冷たさに当ててはいけないと、籾殻を敷き詰めた保存箱を家の中に入れて貯蔵していたのだが、残念ながら寒さで傷んでほとんどが黴を発生させてしまっていた。中はぼそぼそになってしまっており、これでは種芋として芽を出すことは期待できないように思われる。サツマイモの苗作りは簡単ではないと聞いてはいるが、成功したためしがないんだよなあ。残念ながら、今年も苗は買わないといけなくなりました。

 半分腐りかけたイモたちは、畑の片隅に穴を掘って投入。上から土、米糠、稲藁をかけ、万が一の苗の発生を期待し、駄目ならそのまま土の肥やしへ。畑から来たものは、すべからく畑へ。


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2007年02月11日

天然素材

師走二十四日 晴れ
 
 ウサギなのか、キジなのか、スズメかカラスかヒヨドリか。獣害鳥害問わず、健気に育つ野菜たちを我が物顔で食い散らすインベーダー(侵入者)に少々悩まされたこの一年。上から襲う、鳥の害からは別として、まずは陸、ウサギの進入を防ぐべく畑の東側、篠竹の藪との境にフェンスを設けることにした。

 先月切り出した真竹を杭に立て、藪を開拓した篠竹を横に渡して組み上げる、インチキ百姓オリジナルの、簡易竹垣である。竹の資材がもう少し豊富に切り出せたら、巧みな技術と十分な作業量を投入できたら、という「たられば」は叶うことなく、限られた資源と時間は、創造力を産みだす源泉となる。かくして思いつきの竹垣は、農園メンバーの頼もしき協力の甲斐あって、予想以上に納まりの良い風合いに仕上がった。

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 <photo by yamaさん>
 

 竹、篠、ジュート紐、そして何よりメンバーの手と汗。完成まではもうしばらくかかりそうだが、またひとつ天然素材の手作り構築物が畑の仲間に加わった。

 まあね、ウサギはこれしきで諦めるタマじゃああるまい。それはまたその時の話。モグラ?カラス?ヒヨドリ?ムシ?・・・しばらくはその名前、忘れさせてくださいませ。
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2007年01月08日

農初め

霜月二十日 晴れ    

 随分とのんびり正月を過ごし、週末に訪れるかもしれない農園の参加者達に負けないようにと、重い腰を上げて2007年の農初めを行なった。とはいえ冬、蒔く種も植える芋もまだ時期ではない。さて何をするかなとぼんやりしていたら、実家から株分けしてもらっていた、父親が育てた庭木の幼木を思い出した。
 山モミジ、山椒、紫陽花、とあまりといえばあまりに渋いラインナップではあるが、畑の隅の彩りとして育ってもらうには何とも味わい深い気もしてくる。小生の夢の一つが、樹木、畑、水田の連なる自然農の景観を育てること。小さな小さなはじめの一歩として根付いてくれることを願う。この春までには、他の果樹数種もトライしてみたい。

 他には特にすることもない畑であるが、東側にそびえる杉並木から、圧倒的な枯れ杉葉が降り積もっているのには驚かされた。なかなか分解されにくそうな容姿の葉ではあるが、ありがたく、遠慮なく、亡き骸肥料として蓄えさせていただきます。積もり積もり、枯葉が野菜に姿を変える輪廻の畑。


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2006年11月20日

氷雨の降る

長月晦日 雨時々曇り

 寒い寒い、雨。秋の命たちが身を縮めるような雨が降る。その氷雨の中でも、自然農の畑はどこも枯れ草に包まれていて、穏やかな寒さに和らげてくれる。

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 それでも、氷雨に打たれる大豆がどことなく寂しそうに見えた。晴れ空に収穫のできる日を今か今かと待っているかのよう。米も芋も豆も、冬将軍に襲われる前に救ってやらなければ。これからしばらく、忙しくしなければ。

 しとしとの田畑を歩きながら、明日の晴れを思った。
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2006年11月04日

いろけとくいけ

長月十四日 晴れ 

<色>

 枯れる葉の 陰に卑猥に 成る瓜よ

 061104musuko 
 
 


<食>

 食い忘れ 親イモ埋めて 増やす知恵
 
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 (↑クリック↑)


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2006年10月22日

ほとばしらせる

長月一日 曇り

 畑は秋の葉野菜たちが育ち始め、収穫を残した夏野菜たちはそろそろと命の終わりを準備し始めている。誰にも、何も言われることなく、彼らは自ずから、自らのできる範囲で、次の世代のために生きようとする。

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 枯れ草の中にひときわ目立つ、まっ黄色の果実の体内に、鮮紅色の種をほとばしらせる苦瓜。他のウリ科の果実がひっそりと枯れて体内に種を残すのとは対照的に、見事に裂けて種を飛ばさんとする姿と色の激しさに、驚きと畏れを抱く。大事に大事に種をいただき、また来年の命へ。
 
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2006年10月14日

おおお?

葉月二十三日 晴れ時々曇り

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 赤く、丸々と粒が膨れ、強い風がふくとポロポロと今にも落ちそうに熟しきった、プリプリのタカキビの刈り取りを行なった。昨年に比べて2倍以上の面積に作付けしたが、他の雑穀と比べて一番強く育ってくれた。文字通りの、「高」キビとなった。下草の除草を少々怠ったせいか、後半重みを増した稲穂ならぬ黍穂に負けて倒れかけるのを支え合わせて、やっとその背丈を維持している。


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倒れそう…  

 タカキビは脱穀しやすいが、籾がこぼれやすいということでもある。畑に籾を落とさないように刈り取った後にブルーシートの上に重ね、茎の長さをそろえて束ね、ゆっくりと家に運んで軒下(半分露天であるが)に吊るす。乾燥したら、簡単に脱穀して、唐箕にかけて、殻が取れたら食べられます(取れなければ、籾摺りもするのだろうか・・・?)。

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ブルーシートに横にして、軒下に吊るします。


 半日を収穫にあて、手入れ不足だったミョウガの生息地に草刈鎌を入れてみた。結局今年はミョウガがどうやって成るのか解らないままかと少し情けないあきらめを覚えながら草を刈っていると、見たこともない白い花が土の中から儚く顔を覗かせている。おおお?と鎌と軍手を捨て、手のひらで周囲を空ける。

 花の下には見たことのある薄紅色の膨らみが。これがミョウガの花か。そのすぐ傍の土をかくと、花をつけていない芽ミョウガがひとつ。

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 こうしてはじめての収穫を増やしていくことで、だんだんと畑を知り、また畑が好きになる。思えばオクラの実のつけ方、里芋の葉っぱ、タカキビの実の赤さ、初めて見たときは驚きと感動を覚えたものだった。だからヤメラレナイトマラナイんだよな。
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2006年09月18日

オクラのごとく

閏七月二十六日 雨のち晴れ

 古代米が色づき始めると、今年もなんとか頑張った甲斐があったなあ、と嘆息する頃になる。収穫はまだまだ先のことながら、暑さのピークを思い返して自分を褒めてあげたくなるのである。

 そんななか、畑では8月末に蒔いた種が、うまくいったりいかなかったりしながらも着実に根を下ろし始めた。強い、と評判の蕎麦はずらりと芽を出したと思っていたらあっという間に花盛り。小さくて白い可憐な姿は、その力強さと反比例してはかなく目に映る。もっさりと茂る夏草の上からばらばらと撒き散らし、その後に草を刈り倒しただけなのに、かように見事に花を咲かせる姿は、自然農ならではの光景である。
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 一方で同時期に同様に蒔いた他の菜っ葉ものの種はなかなかうまく芽吹きが見られない。播種後に暑さと降雨が増し、雑草の発芽も十分に促されてしまったのだろうか、消えてしまったり埋もれてしまったりと散々の様子。秋の深まるタイミングを計らないと自然の営みに覆い尽くされてしまう失敗もまた、自然農の取り組みから学べる体感なのだろう。


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 ついつい採り忘れてしまったオクラが、存在を誇示するように天を向く。毎年のことながらこの生命力の漲るさまには圧倒されるとともに、ついつい抱きつきたくなるような頼もしさを覚えてしまう。

 農園は秋を迎えて訪問者の声が多くなり、本日も、また一人参加者が増えることになった。少しずつ、少しずつ。蕎麦の花のようにしたたかに、オクラのようにしっかりと天を向いて、日々を過ごせるように。
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2006年07月20日

試みる

水無月二十五日 曇り

 意図してこの2週間ほど、あえて草取りせずに、畑を放置してみた。

 つくし農園のプレーヤー参加者の畑では、参加者によって色々な様子の畑をうかがうことができる。その方の性格や、来られる回数などによってもそう、植える野菜、雑草の刈り方、まさに十人十色。今年の取り組みで小生が特に気になっているのは、比較的足を運ぶ回数が多くない方の畑と、足繁く通う方の畑の野菜の成長、実の結び方に、それほど差異がでていないように見えることだ。むしろ、大根や人参など、小生が二年間の実践でほとんど大きくすることができなかった野菜を、雑草の生い茂る畑の中で見事に収穫している方もいる。
 昨年までも勉強会には参加して他の方の畑を目にはしていたものの、自分の畑の隣に他人の畑があるのは初めてであり、そうした違いがダイレクトに感じられるのはとても大きな刺激となる。暮らしのすぐそばに田畑があることは「毎日を自然農」に過ごすものにはもちろん大切なことなのであるが、雑草管理の機会や回数もついつい多くなるのが人の性。しかし、複数人の取り組みを間近に見られることで、もしかしたら手を入れすぎることで育ちにくくさせている作物もあるのかもしれないという可能性に気づくことになった。

 さて、放任の後の畑の様子は・・・。

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見渡す限りの雑草の海。この時期の数週間とは恐ろしいものです。

↓↓↓

実はこの畑には

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サツマイモが埋もれ(いや、繁茂して)いるのでした♪


 今回の取り組み、正直、何もわかりませんでした。こういう実験をする場合、比較対照がないといかんよね。ひとつは放置、ひとつは管理という具合にね。初歩的ミスで、結果、ただの草茫々の畑を育てたことになりました。一応、雑草に負けずに野菜も、切磋琢磨して育っていたことを述べておかねばならないとは思います。予想以上によかった物、芋づるなどの蔓性植物。だめだった物、パセリ類(おそらく過度の湿度のせいか)。さてと、梅雨明け前に、また手を入れるとするか。

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2006年06月01日

晴天にて

皐月六日 晴れ

 ジリジリとよく晴れて、畑がにわかに元気づいてきた。日照不足を取り戻すかのようなここ数日の晴天と熱気は、待ち焦がれていた野菜たちの反応に素直に現れる。雑草の間から、発芽のラッシュが訪れている。(ちょっと遅めですがね♪)

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 おーいGWの訪問者ども!みんなの手伝ってくれた里芋だぞ〜。


 さて、苗代への心配が一段落つき、少しだけ遅れてしまっていた雑穀の種蒔きを一気に進める。自分の興味関心の他に、知人のパン屋さんからのリクエストで試しにトライしてみるモノもある。荒れ地でも比較的栽培しやすいといわれる雑穀を、畑の東側のエリアに集中させて畝を作り、ようやく蒔きはじめることができた。秋の収穫はずいぶん先だが、うまく育ってパンに使ってもらったら、そりゃあ格別にうまいんだべなあ。

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2006年05月28日

笑顔の種

皐月二日 雨のち曇りのち晴れ

 土日の二日間、つくし農園の集合日を開催。5月度の今回は、田んぼの苗代での雑草取りや、畑作業の諸々を参加者のみんなと過ごす。なにはともあれで今春スタートした農園だったが、皆さん丸一日かけて草と土と虫と戯れて格闘し、帰る頃には笑顔で帰ってゆく。自然農に触れると、なぜかその先には笑顔がある。

 基本は放任主義の当農園(イロハや注意点を伝えた後は、本人と田畑とで「対話」してもらうのが趣旨)であるが、みんなの笑顔にひと工夫付け加えたくて、色々と集団作業のオプションをお願いしてしまうのは悪い癖か。当初からの構想にはあったことではあるが、今回から、畑の東側に迫りくる篠竹林を刈り進めて、雑木林を復活させてみようという試みをスタートさせることになった。とはいえ、これがかなりの肉体労働。慣れぬ手つきでノコ鎌片手に篠竹に立ち向かうには、なかなかエネルギーを消耗するのも事実。もちろん、本道の田畑作業に支障がないように気を配りつつ進めたいのは大前提であるが、あのヘロヘロに疲れて帰路につく参加者の笑顔を見ると、ナントモねえ、もっともっと疲れて帰って欲しくなっちまうんだな〜。ニヤリ。

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このうっそうとした東側の藪林を、、、、、、刈り進めるのだ!!



あ〜今日はチカレタ!



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暦は皐月。ズッキーニの苗も気持ちよさげに両手を広げ始める。
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