注)記事の日付は太陰暦を用いております

2005年05月14日

5月病

卯月七日 曇り時々晴れ

 順調と思われた苗床だが、気を許して少し足を遠のけていたら見事にやられた。スズメの襲来である。ネットの上に乗ってだろう、被せた稲藁がまばらに寄せられており、そこには食い散らかしたあとの籾殻が散乱していた。毎度おなじみの光景でもある。
 悔しさと儚さと人間の本性のような残忍な怒りが胸に訪れるのを確かめながら、再度苗床へ種籾を落とした。この時期では播き時としてはだいぶ遅いだろうと考え、前日から種籾を水に漬けて発芽を若干促しておいて撒くことにした。
 前回と同じ作業を繰り返しているせいか、他のせいかは知らぬが、作業への集中力がどうも欠けがちとなる。作業しては休み、部屋に戻り、甘味をとり、また作業へ戻る。作業中でも同様に注意力が散漫となり、手順を違えたりくだらぬ失敗も繰り返した。もしや5月病か?  ひと段落終えて、いよいよ同じ過ちを繰り返さないように十分に考えてネットを張り始める。スズメが乗っても苗床につかないように高く、見た目にも嫌がるように二段重ねにし、いざ勝負。これで負ければ今年の米作りにいよいよ暗雲がかかってくる。負けらんねー。

 と、心身ともに疲れ果てて畑に移動すると、出穂した麦に花が咲いていた。米と同じように、小さい小さい花。誰にもわからないように、緑の穂に小さく白く。初めての麦作りは、まずまずうまくいきそうである。

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2005年05月01日

青に祈る

弥生二十三日 晴れ夜から雨

 くたびれて何も書けません。とにかく、丸一日、遅くなった苗床作業を完成。体中がきしむ音が聞こえそう。すぐ隣の竹山に陣取るスズメの鳴き声が一日中するなか、ほどよいプレッシャーをもらって作業を急ぐ。夕暮れから雨が振り出した後も意地で作業を続け、スズメどもの期待通り、鳥よけネットを張り巡らせて、朝から続いた作業を終えた。
 どうかどうか、種籾が守られますように。

 
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 晩春で一番好きな花、矢車菊。
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2005年02月27日

春来る前の一日

睦月十九日 晴れ

 田んぼの縁を沿うように飛ぶ、気の早いモンキチョウ一羽に会った。風もない暖かい日となり、新しい季節の息吹と、一年という経過した時間と、これからの目の前の作業の大変さを感じる一日となった。

 今日の作業は、田んぼの溝堀りである。自然農の水田は、耕さない。よって社会科の時間に耳にしたこともあるだろう代掻き(シロカキ)という作業は行わずご存知ドロドロの田んぼにはしない。耕さない田で米を作ることに試行錯誤された自然農のパイオニアの一人である川口由一氏は、20年以上の試みの中で水田の中に適度に一段低い溝を切ることを取り入れた。その機能性は詳述しないが、この発明とも言える「工夫」は、耕さない水田における水管理方法の主流として全国の「川口風」自然農の場で広く取り入れられている。多聞にもれずインチキ百姓も、それにならうことにする。とはいえ取り組む田んぼの広さは七畝半(約230坪≒約750u)、溝を切るといってもひと仕事なのは明らかだ。
 さて、まずは田んぼの外周に溝を掘っていくことにする。手順など特にはないが、溝幅(20cm程度)の左右にスコップをいれて筋をつけ、それに直角にスコップをいれて土を掘り出す。掘り出した土は田んぼに戻し、この時土が均等に散らばるようにスコップを大きく投げ振って田んぼの中に撒き散らす。頭など使わず、ひたすら力が頼みの地道な作業である。一日で周囲約150mの5分の一ほどを終えた。日の沈むころには、両腕がパンパンになっていた。足りない頭で考えても、もし友人が5人来てくれていたら今日一日で外周の溝掘りは完了している計算になる。ふむふむ、しからば小生のすべきことは地道に一人で取り組むことに非ず。作業の手伝いに朋友どもを引き込むことに他ならない。これから田植えまで三ヵ月以上ある。さあさあ、口ばかりの訪問希望者よ。我こそはと名乗りを挙げて自然農の醍醐味(??)を堪能しに来るがよい。

 追記。今日の作業で、昨年の春に購入した地下足袋の踵が抜けた。ぼろぼろになって最後は見事に大穴を空けて役目を終えた。ちょうど一年で一足、幾分長持ちし過ぎかもしれないな。今年はもっともっと田畑に向かって、おまえよりも早く穴を空けてやるぞ、と鼻息荒く供養を済ませて一年の共同作業に感謝を捧げた。ご苦労様でした、マル。

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 昨年から生き長らえたキミドリが、萌える命の執念をひと枝に灯した。来年こそは満開を期待したい。
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2005年02月10日

お米のベッド

睦月二日 晴れ

 先々週から先週末にかけて、今年から江南で始める水稲作りの第一歩として、苗床の準備作業を進めた。これまでの二年間は、冬から農作業する機会に恵まれなかった為にこの作業はしたことがなかったのだが、(なんでもそうだが)初めての作業はやはり楽しい。

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2004年12月19日

白米への過程

霜月八日 晴れ時々曇り

 今年収穫した白米をいざ口に運ぶ前に、避けたくても避けられない関門、それが籾摺り。稲穂の殻を擦り取ってようやく玄米が顔をだす。玄米にさえすればあとは町にたたずむコイン精米機の力を借りれば白米は自分のもの。いざいざ、籾摺りへGO。
 個人ではなかなか手に入らない(もちろんお金さえ出せば素敵な家庭用籾摺り機は貴方のモノ♪)籾摺り機は、当然田んぼをお世話になった丸ヶ崎自然農の会の機械を使わせてもらうことになる。このタイプの動力は電気。上部の投入口に籾米を入れて、スイッチオン。流れ落ちる籾米が、下部の秘密機関を経てまた上部へ押し戻される。何度もこの循環を繰り返して徐々に籾が外れてゆく。秘密機関(名称不明)で金属部品が籾米を擦り合わせるため、籾を全て取り除こうと長時間機械にかけると玄米から精米の行程も幾分進行することになる。すぐに食べれば美味しさに変わりあるまいと、問題なし。
 
 左:これが丸ヶ崎自然農の会の籾摺り機だ! 右:投入口から秘密機関へ

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 本日の精米の結果:コシヒカリ1.5kg、イセヒカリ1.3kgの白米(三分づき)をGET。(少ないねえ!!)すぐに食べ終えて、また籾摺りして、来月にはなくなりそうだな。。。

 籾摺りを一通り終わらせて、今年お世話になった田んぼの後片付けを行った。稲木の撤去、鳥避けネットの回収を、他の方の手助けも借りてなんとか済ます。人の気配が消え、どこか寂しそうな田んぼが、なんとなしに可愛らしく見えた。条件的に厳しいと言われ、実際に収穫量も他の場所よりも振るわなかったが、始めて自然農でまともに米作りに取り組めた田んぼ。家路につく前、ありがとうの代わりに写真をとることにした。

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 今後の作業は、稲藁を田んぼに散らして返してあげ、またこの冬の間に米糠などを補ってあげること。来年の春にむけて土の微生物がそれらを餌にして分解がすすみ、また田んぼが豊かになってゆく。それまで少しおやすみください。

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2004年11月13日

瑞穂の喜び

神無月二日 晴れ

 四週間前に稲刈りをして稲木に干した今年の米が、美味しさを蓄えた頃、そろそろ脱穀と参りましょう。米を食べる為のネクストステップ。農家の方々が商売用の米に用いる大型機械、コンバインは、稲刈りと同時に脱穀も行う機能が併設されているため、稲刈り日=脱穀日である。そして刈ったばかりの籾は水分が高いために、乾燥機で基準値まで乾燥させる。そうして市場に出荷されているのである。
 さて、ちょっと注意してこの時期の田舎を観察すると、必ずどこかに稲木干しをしている田んぼを見つけるはずである。それはほぼ間違いなく、農家の方が自分たちの家で消費する分のお米に違いない。何故か。実に答えは明瞭で、稲木干しつまり天日干した米は文句なしにウマイから。他に理由なし。これは昨年の米で小生確認済みです。マチガイナイ。つまり、本当にうまい米はなかなか市場を介しては手に入らんよ、というささやかなる自慢である。くやしかったら、自分で育てて、手で刈って、干して、手に入れるべし。わかったか。
 さて、脱穀作業とは文字通り、藁と籾を分離させる行程である。取り出しましたる道具は、足踏み脱穀機と唐箕(丸ヶ崎自然農の会の所有)。足踏み脱穀機は、まず簡単に稲藁から籾を取り去るのに用い、唐箕は、そこから葉屑や軽い米などを取り除くのに用いる。この行程をすぎれば、手元に残るのは、籾殻のついたお米ちゃんである。あとは籾摺りして精米すればピカピカの白米ちゃんに出会うことができる。
いずれも作ろうと思えば木と竹で出来そうな単純な仕組み。もちろんその奥深さはそれぞれ歴史の重みを感じずにはいられない。そもそもコンバインの中身って、機械化した足踏み脱穀機と唐箕が稲刈り機にくっついてるだけだもんね。原理は変わってないのだ。

 さて、先月稲刈りした早稲(早い時期に育つ米の種類)の稲を脱穀するこの頃、晩生の種類はもう充分な刈り時を迎えています。もちろん、おいしそうな黄金色の輝き。これもばっちり刈り終えて、せっせと稲木に積み上げます。
 
♪じっくり天日にぶら下げて 旨さを稲穂に閉じ込めて 瑞穂の喜び極まれり♪

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2004年10月17日

恵みを感じる

長月四日 晴れ
 「いよいよ」。これほど的を得た気持ちもあるまい。いよいよ、稲刈りである。

 昨年の京都修行時代、我流の自然農で挑戦した米作りは大失敗。今年は自然農の先輩、同輩たちと共同で取り組んだ半年、成果は、明らかである。まずは、品種的に収穫の早い陸稲、黒米、赤米、コシヒカリを刈り取ることに。もちろん自然農、コンバインは使いません。手で刈り、手で束ね、稲木を組んで干す。単純で、嬉しくて、美味しい。米がどこから来て、どうやって育って、どれくらい美味くなって、口に入って、ウンコになるまで、全てが目の前にある。そんな気持ち。遠く中国で、インドで、アメリカで米を作らなくても、目の前にある。理想論でも現実論でもなく、ただの感性。60億人を幸せにすることはできなくても、ここにいる一人の人間は確実に幸せを感じている。そんな気持ち。
これが、米の力。

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 米の力、見えますか?

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2004年10月02日

寝た子を起こす

葉月十九日 快晴
 先日の雨と風で倒伏が心配される水田へ駆けつける。

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  早稲(成長が早く収穫も早い)のコシヒカリは、もういつでも稲刈りOK!
  来週には実習田の第一弾を飾って稲刈り実習スタートか!?


 さて様子は。背の高い黒米は、元々倒れやすい品種とのことで、やはり心持ち傾き気味。しかしそれよりも雨風の影響を受けたと思われるのが香り米だ。黒米の傾きは緩やかカーブの末に地面にもたれそうになっているのに比べて、香り米はベタリと地に倒れるのや、茎が明らかに折れているのもある。このまま収穫まで放っておいてしまうと、稲穂が土と水の存在を感じて発芽を始めてしまう恐れもあると言う。そこで丸ヶ崎の田んぼでは、倒伏警報が発せられた稲株3〜5株を起こして支え合わせるように束ねて対策する。同様の対策を既に実施している隣の田んぼ群を参考に、いざいざ初体験。スズメ対策のネットの下に忍び込み、実りの匂いを放つ稲の海に潜って、倒れた稲を起こしては束ね、束ねては起こす。
 
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 ↑↑見事な支え合い、助け合い。


 ところでみなさん、黒米・赤米・香り米っていうけど実際に稲穂見たことある?その姿、想像以上に美しく、存在感に圧倒されますぜ。
 下の写真は伝説の赤米、神丹穂(かんにほ)。

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 初めて作ったけど、綺麗だなあ、というか、厳かですな。いただける日を楽しみにしつつ、ついつい手を合わせて拝んでしまうのもいたしかたなし。

神丹穂についての記事を拝借 … 語源、栄養分析、歴史まで、大変勉強になります。
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2004年09月12日

田んぼに蚊帳?

文月二十八日 晴れ
 大宮での自然農の田んぼが実りの頃に近づいてきた。コシヒカリ、イセヒカリ、黒米、赤米、香り米、陸稲の六種類が、それぞれカラフルに穂を揺らせている。

 040912tetugaku 
???いったい何が???(答えは最後)

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2004年08月10日

株を増やす

水無月二十四日 晴れ
 株を増やすといっても、証券取引ではない。友人に金融関係者も多いが、勘違いされても困る。株を増やすのは稲です。愛しい愛しいお米ちゃんです。

 故郷を後にして、久しぶりに大宮の水田に足を運んだ。苗床から最初の苗を植えてから50日、その姿やいかに。
 小生は農に携わるまで全く知らなかったのだが、稲は「分蘖(ぶんけつ)」し株を増やしていく。一本で植えた苗が、まずは横に二本三本株を分け、少しずつ扇型に増え広がっていく。そしていよいよ丸く輪状に株数を増やすと、たちまち見事な苗束である。その数、数えてみると30〜40本。一本の苗が、である。育て方によってもっともっと増える。この単純かつ驚きの事実に、最初はやはり感動を覚えた。いやそれは稲作り体験二年目の今だって衰えはしない。これからも、だろう。

 ↓輪を結んだ見事な分蘖。生命力のかたまり。
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 分蘖がひと段落したらもう、稲穂が産まれてくる頃である。この田んぼにも既に「出穂(しゅっすい)」した苗もみられる。いよいよ、終盤に近づいてきた。出穂直後の苗はデリケートな時期に入るとの先達のアドバイスを頂いて、ほぼ最後の草管理(稲が負けそうな雑草を少し刈る)を終える。よだれを出すにはまだ早いのだが、どうしても炊き上がりが瞼の裏に浮かんで仕方がなくて困る。
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2004年07月03日

動物愛護の限界

皐月十六日 晴れ
 大宮で借りている自然農の田んぼには、愛すべき野生の鴨たちが住み着いている。助手君の言葉と借りるまでもなく、お尻フリフリプリプリさせて浅く水の張った田んぼを泳ぐ。おお!いま流行りの「合鴨農法」!?うーん、そうしたい所だが、今の時点でそうとは言いがたい。
 合鴨農法は、田植え後しっかり根付いた苗に雛を遊ばせて雑草やら害虫やらを駆除してもらうステキな農法。ポイントは、「根付いた苗」に「合鴨」の「雛」。しかし我が田は、「植えたての苗」に「マガモ」の「成鳥」。

040703kamo1 マガモ!

雛ではないから力が強く、遊びまわると植えたばかりの苗も押し倒す。合鴨は、マガモとアヒルの交配種で基本的には飛べない。しかし我がマガモはバリバリに飛べる。そして飛べるということは、飛び降りて来るということ。

040703kamo2 飛ぶ!

つまり、人がいる時はどこかに飛び去っていて、人がいなくなるとまたどこかから舞い戻ってきて、勢いよくボチャーン!と見事に着水するのである。これが植えたての苗にはたまったもんじゃない。あの見事なヒップで上空数メートルからアタックされたらひとたまりもないよね。
 かくして田んぼには、こういう対策↓がとられることになった。

040703ta (写真をクリックして白糸の要塞を確認)

 野菜が虫に食われていても「自然の摂理」と認めるくせに、お米の苗が一本でも倒されていると許せないこの矛盾。。。私に動物愛護の精神は、ない。本当は捕まえて食べたいんだよなあ、鴨。
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2004年06月27日

たまらない香り

皐月十日 曇り
 大宮での稲作り、田植え作業がほぼ終了した。あと一日で終わるかな。
 家に戻って何気なく顔の近くに手を近づけると、手が臭い。マイルドなのだが、どことなく懐かしい匂い。うーんまさしく子供の頃のドブ川の匂いだ。どうして美味しいお米さんが育つ田んぼとドブ川が似た匂いなのか、ワケもなく悔しい。しかし、この匂いこそ微生物達が泥の中でガツガツ暴れ回って田んぼを豊かにしている証である。寛大な心をもって許すとしよう。農薬を使ってる田んぼは、なんとなく匂いが弱い気がするんだよね。やはり、微生物が少ないからかね。そう思うと、余計にいとおしくなってくるなあ。…なんだか嗅ぎ過ぎでおかしくなってきた。気がつくとついつい手を鼻元にやっている。止まらないぞ。

 …ちなみに、田んぼ自体がくっさいわけじゃないよ。手に泥を取るとほのかに香る程度ですから。悪しからず。
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2004年06月20日

一株が一杯

皐月二日 晴れ(暑い!)
 昨日に引き続き、丸ヶ崎自然農の会(大宮)で助手君と共に田植えを行った。慣行農(現在主流の米作り)では、早期収穫の目的と作業時期の都合(GWにやれば兼業農家でもできる為と言われている)で5月頭の田植えを行っているが、本来つまり昔は田植えは今の6月頃にするのが主流であった。旧暦の五月つまりこの時期を「さつき」と言うのは「早苗(さなえ)月」からの転と考えられている。だから今で全然OK!
 さてさて当方、自然農での本格的な稲作りは初体験。昨年の試みは結果としては散々なものだったので、ますます今年こそはという思いも強い。
 自然農での田植えもまた普通の田植えとは全く趣きが異なって妙味。ここで述べ切るのは無理。とにかく一株一株、小さな苗たちを植えていくこの感触は堪らなく美味である。
 曰く、米は一株で三千粒、三千粒で茶碗一杯。昨日と今日で六百杯の茶碗を植え終わる。うししうしし。皮算用ほど楽しいものはない。

 ちなみに今年は普通のうるち米の他に、赤米、黒米、香り米も作ってみる。流行だからね、なにせ。


これで黒米、茶碗一杯なるか?
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2004年02月08日

「さいたま丸ヶ崎自然農の会」参加 2(開墾編)

睦月十八日 晴れ
 昨日に引き続き、さいたま市での丸ヶ崎自然農の会に参加した。本日のメニューは「畑の整備」の実習。江南での畑へ取り組む前にはもってこいのメニューである。
 まずは、慣行農法が行われてきた農地を自然農の畑に戻す方法。といっても特別になにかするというわけでもなく、30坪ほどの土地を参加者用に区分して、凸凹を直して、土の流出を防ぐ為に少し低い区分の畑に土留め用の廃木を並べる。チョットした造園気分。参加者の人たちも、主宰者の山本さんも、自然農は造園するような気持ちじゃないとできないかもね、と言っていた。つまり、楽しみながらやる、ということだろう。
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2004年02月07日

「さいたま丸ヶ崎自然農の会」参加 1(顔合わせ編)

睦月十七日 晴れ
 昨年に房総の鴨川で知り合ったS君からの紹介で、大宮の自然農の集まりに参加した。今年は江南での稲作が難しそうな為、どこか近くで自然農で稲作ができる場所を探していただけにとてもありがたい紹介であった。
さて本日のメニューは、田んぼの成形、及び下ごしらえといった感じ。共同作業として、参加者十数名で土を掘ったり水位調整の溜池を作ったり糠を撒いたり。2時間程、皆で汗を流す。初めて会う人がほとんどだが、自然農独特の「いい人」具合で居心地が良かった。
 世話してくださる代表者の方(山本さん、東野さん)は数年自然農を実践、勉強されている方。これから色々お世話になるだろう。
 念願の田んぼだが、これまたすんなりと1畝(30坪)弱を借りることができた(後に2畝となる)。昨年までも別の方が自然農で米作りをしてたという田。今年の米はここでの取組みとなる。昨年は痩せ果てた土地、一人で見よう見まね、聞きよう聞きまねの無手勝流、して結果は散々。2年目の米作りは良くも悪くも他人と比較できる。結果はいかに。
 今日は場所を紹介されただけで終了となった。明日は勉強会の前に少し自分の土を触ってみたい。
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