神無月十日 晴れ
玄米を炒って土鍋でお粥に。丸二日の食欲不振から明けての、玄米粥が体に染み入る。
熱がひいても胃袋が重くなんとかしたいと思ってみても、大の医者嫌いの小生が病院に行くはずもなく。頼りにするのは『
自然療法(東城百合子著 / あなたと健康社)』の中の慈愛と実践にあふれた言葉となる。書の裏書によれば、著者は戦後まもなく肺結核を患い、玄米自然食によって自らの病気を克服し、以来自然食を主とした健康運動に力をそそいできたという方。「家庭でできる」「誰でもできる食事と手当法」とうたわれているものの、質素な野菜や玄米ほど手に入りにくい現代、小生もなかなか実行に移せずにいた。自然農を生活のそばに置いて四年目、気がつくと粗食が身近にある暮らしとなり、改めてページを開いてみる。
<薬用にもなる治病食の作り方>から「玄米スープ」の項を引用させていただく。
●玄米スープ
玄米を洗ってかわかし、きつね色に炒り、一合に七合の水を入れおかゆに炊きます。
炒りますと消化吸収がよいので、病人には炒ってからおかゆに炊く事は大切な事です。
炒ってあるのですぐ柔らかくなります。(中略)
弱って食欲のない病人、熱のある時、吐気の時には一番よいたべものです。
死にかけた病人でも吸収するすばらしいたべものです。離乳食にも最適です。
うすい塩味でいただきます。
しょうが汁など液物以外はうけつけなかった胃が、素直に優しく玄米粥を喜んでいるのがわかる。梅干、深漬けの大根で少々の塩味を補給して、今日はそれでよしとする。復調の兆し、ゆるりと。
※
東城百合子氏、『自然療法』の概要 について
こちらで本も購入できるようです。また自然食のお店などにも置いてあることがあります。
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