注)記事の日付は太陰暦を用いております

2007年08月04日

肉厚

水無月二十二日 晴れ

 自然農の畑でもズンズンと育つズッキーニが「雑草屋」の野菜売り場を占領するのは嬉しいのだが、ナカナカドウシテ、売れてくれない。デカイきゅうり、変わったヘチマ、などとあだ名されてひっそりとたたずみながら、籠に残されて日が暮れてゆく。しぜんと食卓はズッキーニ一色に染まる。美味い食べ方を親友に教えてもらいながら、今宵もまた腹の中に消えてゆく。


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 オリーブオイルを塗っては焼き塗っては焼いた、絶品の網焼きズッキーニ。ジャガイモも添えて。そして余ったナスやらカブやらグリーントマトやらと山盛りのズッキーニを炒め煮したタイカレー。肉厚のズッキーニが、大量の汗と共に体を冷やしてくれる気がするような、そんな夕食のメニュー。

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2007年07月27日

Greens

水無月十四日 晴れ

 先日の水門のコツがつかめだして、田んぼの水入れが好調です。各地でこの夏一番の暑さを記録したという今日は田んぼの水も沸騰寸前、日中水面に手を入れると、ザリガニは大丈夫なのか、と心配なほどに温まっている。

 野菜の売れ行きは超低空飛行。それでもピクニックさんにランチを買いにきたお客さんが、「Blog読んでますよ〜。」と、特大ズッキーニを気前良く買ってもらえるひと時に、この一歩はマチガイではないはずだと胸に刻みこむ。

 さて、ほとほと暑かった今日の晩飯は、売れ残りの野菜オンパレード♪ 献立は、地這きゅうりの酢の物に、茹でジャガイモ&インゲンの豆腐マヨネーズサラダ、ズッキーニ&長ネギ&インゲンのグリーンソースパスタ、そして極めつけは、仕込が完了した自家製ビール!!!! 緑一色の夕餉に、琥珀色の麦酒。ああ、野菜売れなくてもこんな夜ならヨクナイ? 

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さて、明日も朝から畑です。
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2006年12月19日

ドシリもち

神無月二十九日 曇り

 家の中にいても体の芯まで冷えてくる。週末の土日、楽しく賑やかに今年最後の農園の集合日を迎えた。大勢が集まって脱穀作業にトライ。日曜日には近所の農園カフェ「ピクニック」さんの「餅つき大会」との合同企画。もちつきの隣で昔ながらの脱穀作業を行い、ちょっとしたイベントとなってお客さんにも喜んでもらえた様子。

 昨年のモチ米を籾のまま保存しておき、先日籾すりをしたものを「餅つき大会」へ。自然農の玄米モチ(さらに黒米、緑米入り)ということで耳目を集めることもさながら、実に奥深い美味しさにつきあがり、好評のうちに完売となった。小生も、自分の育てたモチ米を餅として食べたのは初めて。本当に、旨いんだよこれ。


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 1年保存していても旨さが衰えぬ籾保存の強さ、玄米モチの歯ごたえと風味、黒米の彩り、ドシリとした存在感。
 

 脱穀、籾すりが半分ほど終わった喜びもさることながら、この味覚の喜びは他に例えようがない。
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2006年11月30日

ゆるりと

神無月十日 晴れ

 玄米を炒って土鍋でお粥に。丸二日の食欲不振から明けての、玄米粥が体に染み入る。

 熱がひいても胃袋が重くなんとかしたいと思ってみても、大の医者嫌いの小生が病院に行くはずもなく。頼りにするのは『自然療法(東城百合子著 / あなたと健康社)』の中の慈愛と実践にあふれた言葉となる。書の裏書によれば、著者は戦後まもなく肺結核を患い、玄米自然食によって自らの病気を克服し、以来自然食を主とした健康運動に力をそそいできたという方。「家庭でできる」「誰でもできる食事と手当法」とうたわれているものの、質素な野菜や玄米ほど手に入りにくい現代、小生もなかなか実行に移せずにいた。自然農を生活のそばに置いて四年目、気がつくと粗食が身近にある暮らしとなり、改めてページを開いてみる。


<薬用にもなる治病食の作り方>から「玄米スープ」の項を引用させていただく。

●玄米スープ
  玄米を洗ってかわかし、きつね色に炒り、一合に七合の水を入れおかゆに炊きます。
  炒りますと消化吸収がよいので、病人には炒ってからおかゆに炊く事は大切な事です。
  炒ってあるのですぐ柔らかくなります。(中略)
  弱って食欲のない病人、熱のある時、吐気の時には一番よいたべものです。
  死にかけた病人でも吸収するすばらしいたべものです。離乳食にも最適です。
  うすい塩味でいただきます。



 しょうが汁など液物以外はうけつけなかった胃が、素直に優しく玄米粥を喜んでいるのがわかる。梅干、深漬けの大根で少々の塩味を補給して、今日はそれでよしとする。復調の兆し、ゆるりと。


東城百合子氏、『自然療法』の概要 について
 
 こちらで本も購入できるようです。また自然食のお店などにも置いてあることがあります。

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先週末のつくし農園の様子はこちらからどうぞ
 ⇒土曜日の様子
 ⇒日曜日の様子
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2006年11月10日

それはそれで

長月二十日 晴れ

 体が本調子ではなく農作業に出かけるのが少しつらい時、そんな時は家の中の仕事にかかる。 

 にわか自家製のワイン、発酵(アルコール発酵)がひと段落し、いよいよ熟成期へ。果実分をざると布巾で漉して瓶詰めし、マロ・ラティック醗酵を待つ。舐めても酸っぱいだけの液体が、果たして見事に熟してくれる、とのこと。極秘プロジェクトは静かに進むのである。

 さて次。先日田んぼの隣の爺様からいただいた白菜と大根が食べきられずに、漬物でも漬けてみることにした。どちらも半日、天日干しして、なんやかかんやらやって漬けもの壷へ放り込む。これもまともに試みるのは初めて。食いきれないほど漬けたので、そのうち食べに来てみてくだされ。

 夜。体を気にして質素に。掘り出した後に陰干ししていたサツマイモと里芋の泥を払って、蒸す。それだけ。黒米ご飯と蒸し芋と、ゴボウの炒め物。うまい。 本日はノンアルコールにて、養生養生。

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竹ざるで蒸かしてみました。



 家にいると、それはそれでやることだらけなのだよね。


※マンズワイン:ワインのできるまで
 ワイン作りを文字で知る事ができる。こうして見ると、ワイナリーも手作りもすることは同じなのだと実感する。
 
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2006年11月06日

うまい理由

長月十六日 晴れのち曇り

 一日、畑に出て麦類の種まきに費やした。畝の枯れ草を筋上に刈り分けて土を出し、表土を除け、整えて籾を落とす。土を軽くかぶせて手で抑え、刈った草をかければそれでおしまい。それでも十畝(うね)以上こしらえると右腕が張ってくる。
 種まきに飽きたら、畑の周囲の荒れた藪に鎌を入れて体裁を整える。草の勢いは既になく、枯れるのを待つか、刈り取るかの違いなのだが、見通しが良くなると気分がすっきりするのは人の性であろうか。

 曇り空の11月では、4時半にもなると薄暗さが厚みを増し、5時には手元が覚束ないほど明るさを落とす。予定の畝の分だけ小麦を蒔き終えて、家路に着く前に間引き菜をさっと摘んで畑を後にした。

 夕食、育ちすぎたフダン草を炒めたチャーハンと、間引き大根と間引き小松菜の味噌汁をいただく。ざっざと作って食べながら、当たり前のように間引き菜で料理していることに少し驚いた。3年前に初めて自然農に向き合った京都では大根の芽すら育てられず、昨年までの熊谷でも、間引くほどの菜っ葉は育たなかった。なんとも味噌汁がうまいわけだ。


 感傷にひたるのはこれくらいにして。明日も麦蒔きと稲刈り。お客様も迎えなくては。

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2005年12月19日

食べること

霜月十八日  寒い…(天気じゃないか)

 「農」、というのはどうしても「食べる」という行為へと最終的に繋がるため、どうしても食品への関心が日常的になるもの。とはいえ、小生は特にベジタリアンでもなければマクロビオティストでもなければスローフーダーでもなければ野菜ソムリエでもない。オーガニック野菜の範疇に入る農作物を自作してはいるが、スーパーに行けば特売野菜も買うし、添加物たっぷりのスナック菓子も好物である。今後、商売として「自然食」のようなコンセプトを目指したいとは思っているが、日常生活はまた別の話でもある。

 自然農的リンクにもあるyoyoさんのBlogで、オーガニックな鮨屋さんがあるという記事を読み、そのこだわりの潔さに小気味良さをおぼえたと同時に、改めて自分の認識の甘さを痛感することになった。「あああぁ、そうだよね。そりゃあ今の日本の食物産業(特に生産、加工、外食において)でモノホン自然の恵みをいただける筈はないよね。」と。

 すでに世の中が、添加物、科学薬品、工業的食品に依存することなく成り立たなくなりつつある現状にあって、それらを体内に取り込むことを否定することは、「個人的に」不可能である。現代の便利さという果実の背後には、天然自然の恵みだけで生きることは許されないという十字架を背負わされていることを胸に刻むべきだ。世の中のほとんどが「経済性」を最高位の判断軸にして動いていこうとしてる中で、食の安全のみをその軸から外して考えようと言っても無理がある。政治さえも経済性を最重要課題のように捉え、「住」の安全が経済性によって損なわれたのが強度偽装問題だとすれば、米国産牛肉輸入問題や残留農薬野菜問題、食糧自給率や農家離れ、さらにはアトピー、アレルギー問題にいたるまで、「食」の安全は経済性という現代の神話によって蝕まれている。いくら「個人的に」避けようとしても。

 一方、そんな時代にあって「オーガニック」「天然もの」「トレーサビリティ」などの反発軸が表面的に紙面を賑わせているのも事実。「自然農」など、はたから見れば、そんな反発軸の最右翼に位置する概念であろう。小生は、結構、毒は好きです。化学薬品も添加物も農薬も、それを摂取せずには生活し得ない環境でもあるし。ただ、自分で「選ぶ」ことができるなら、そして可能な限り自分で「創る」ことができるなら、体と気持ちに心地よい食べ物を食って生きていきたいと思う今日この頃なんです。皆様も、少しずつ「選んで」みてはいかがでしょうか。

 最後に付け加えるなら、小生には、科学的に添加物etcが人間の体にとって真に害であるかどうかはわからない。ただ、そういう手間を加えないとうまく回らないような世の中は結果的に(鉱物資源や自然環境の点などからも)高コストのように思われ、自分にとって心地よくないだけなのだろう。あーシンプルに生きたい。


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 〜自然農里芋のセイロ蒸し〜  ……シンプル過ぎ!? (写真提供T氏)



※yoyoさんの記事は↓こちらから↓
  ◎オーガニック鮨を囲むセミナー についての記事
  ◎オーガニックな鮨屋さん 大内 についての記事

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2005年10月18日

土焼き芋

長月十六日 雨のち曇り

 驚くほど、夜の寒さがはっきりと訪れてきている。長袖一枚では肩がすくんでしまう空気に、暖かいものが恋しくなってきた。そこで、最近ようやく購入した炊飯用土鍋を応用して焼き芋を作ってみた。先週掘り起こしたサツマイモを新聞紙でくるんで寝かせておき、いざ試食試食。

 昨年は蒸して食べて満足していたのだが、どうしてもあの石焼の香ばしさが懐かしくなり、いつか聞いたことのあった土鍋での焼き芋を慣行した。

 作り方はいたって簡単。土鍋にアルミ(小生は陶器の皿で代用)を敷いて、蓋をして強火で30分、あとは好みで蒸らして完成。

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 文句なし。遠赤外線で焼くことにより、表面の適度な黒焦げと、水気が程よく飛ばされたホクホク感が生み出される。そしてなにより自然農で育ったイモの甘味と自己満足の極み。しばらくは、やみつきの予感。


炊飯用土鍋「萬古焼(ばんこ焼)」:小生のオススメの土鍋 

 …敬意を表して販売元、製造元を紹介させていただきます。 
   販売元 <株式会社 スズ木>
   製造元 <株式会社 利行>

 …東急ハンズ、LOFTなどで購入できます。検索すれば通販購入も可能。

 …萬古焼ついてはこちら:三重県四日市市の伝統工芸品
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2005年10月15日

ひとり豆名月

長月十三日 曇りのち雨夜 

 大学の友が訪ね来て、畑の豆をもぎ取りて、友は彼女と行き去りて、「豆名月」を一人楽しむ。  

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 本日、「後(のち)の月」の十三夜。片月見は忌み嫌われるというが、雨空ではやむを得まい。花より団子で楽しむのが吉。

 で、団子の話。今年はだだちゃ豆が見事にうまい。うまいうまいと採りすぎてしまわずに、来年の豊作を夢見て「種」の確保に多くを残すことにする。自然農で育てた種は、翌年に強さが際立つ。昨年はだだちゃ豆は食わずに「種」にし、今年のうまさに到達した。来年は、ニンマリのだだちゃ祭りといきたいところ。皮算用なくして自然農の喜びは半減なのである。



十三夜について室礼歳時記より

  …訪れるたびに、その美しさに溜め息がもれるHP。
   文章の暖かみ、写真の佇まい、日本の美とはこの趣なのか。
   何かを忘れかけたときに、ふと訪れたくなる。
   もちろん、インチキ百姓には高い敷居ではあるが。
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2005年06月30日

朝カレー

皐月二十四日 雨/朝

 朝5時に起きるのが最近身についてきた。梅雨が少し戻ってきてくれたのだろうか、久しぶりの雨音が窓の向こうに聞こえていた。早起きして畑に出られないと、ずいぶん手持ちぶさたになる。昨日睡眠時間をたっぷり取れたせいだろうか、朝からやけに食欲がある。キッチン周りをキョロキョロして、タイカレーを作ることにした。野菜を適当に炒めて、ペーストを入れて、20分で完成。窓を開放し、梅雨空を見上げながら、カルピスと共に腹にかきこむ。湿気に合うよね、タイカレーは。今日は朝から調子が良さそうだ。

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2005年01月13日

じゅうしいな午後

師走四日 晴れ

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 あいかわらずの晴天続きに口の中が乾くことが多い。冬眠をむさぼるインチキ百姓のここ数日の楽しみは、この乾きを満たす、午後に食べるイヨカンである!これぞ、じゅうしい。どうしてそんなにうまいのか。どうしてそんなにみずみずしいのか。冬に届くこの美味だけは、南国の太陽に感謝せざるを得ないです。雑文によれば、いよかんの栽培特性は「最低温度が−5℃以下にならないこと、年間平均温度が15〜16℃以上がよい。」とのこと。おおおー。この地ではギリギリだな・・・。無理かどうかは、播かねば成らぬ、何事も。さっそく種でも播いておこう。桃栗三年柿八年、いったい伊予は幾年か。
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2005年01月03日

微妙なお味

霜月二十三日 晴れ時々曇り

 先日畑で見つかったカボチャを食べてみた。今年取れた小豆も用意して、小豆カボチャを簡単に調理する。小豆を煮て、カボチャも煮る。作り始めて40分の簡単料理、いざお味は。

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 見た目の悪さもさることながら、なんとも微妙な出来上がりになってしまった。やはりカンボジア出身の彼には日本料理はあまり合わないのかも知れない。ほっくりとは正反対の、しっとりとろけるクリーミーな舌触り。風味は主張の少ない、控えめな存在。カボチャ君の残りはあと4分の3、どんな料理がウマイのかなあ。とりあえずスープは作ってみよう。他に誰か、オススメのレシピがあれば教えてくださいませ。

 自然農の畑で採れたからって、全部が美味いとは限らないんだよね。そんな事実も少しずつ受け入れながら、等身大の生活を。
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2004年12月13日

う・ま・い!

霜月二日 晴れ
 うまいぞう!部屋の中心で美味を叫びました。今年畑で取れた里芋とショウガで作った「里芋のショウガ炒め」。

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【材料】里芋 ショウガ みりん 醤油 ごま油
@里芋は洗って皮ごと蒸して皮をむき、大きめの乱切りにする。ショウガはみじん切りにしておく。
A鍋にゴマ油を熱しショウガ炒める。里芋を入れ、身くずれしないように手早く炒める。
B醤油とみりんを入れ、里芋をからめるように炒め合わせる。
※里芋は一度蒸してから炒めるとホクッとした口あたりで味もからみやすい。
<全文抜粋:「おいしいから野菜料理」自然食通信社 自然食通信編集部+八田尚子編著>

 とにかく、ショウガと醤油とみりんの風味のバランスに「俺は里芋だ!」と主張する自然農出身の我が里芋が堂々と張り合って、天上の美味。アツアツでも良し、冷めてもなお良し。そしてなにしろ芋焼酎に合う!ああうめー。まじうめー。人間って欲望が満たされると下品になるよね。それが自然なんだね。
 写真映りは悪いけど、とにかく美味いのでご勘弁。
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2004年10月04日

峠の釜「栗」飯

葉月二十一日 雨
 昨晩の栗御飯が思いのほか成功。栗が最高に甘い。

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 江南地方の名産品は栗とブルーベリーと広報されているが、それも頷けるほど、わが畑も栗畑に囲まれている。今年は猛暑の影響だろうか、はやくも8月下旬から茶色に日焼けしたイガ栗が実を落とし始めていた。今回の栗も、大家さんのご提供。いつも美味しいものばかりで、感謝するばかり。

 さて、昨年京都で作ったコシヒカリと旬の栗をおいしく纏める名脇役が、峠の釜飯の「釜」。素材が陶器なのでそのまま炊飯に使える、一粒で一生おいしいお土産といえる。昨年から釜で炊くごはんのおいしさには傾倒していたが、この「釜」のさらに嬉しいのは一合炊きで一人暮らしに最適なところ。今後も、重宝度上位の予感、大。


峠の釜飯でご飯を炊く … オフィシャルHPで丁寧に紹介あり。
                ↓↓
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           もちろん「釜飯」もあいかわらずの美味


※簡単な栗ご飯のレシピはこちら … yahoo!グルメレシピ - 栗ご飯
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2004年09月06日

変色する恋人

文月二十二日
 
 ガラス壺 顔色蒼く 酢ニンニク

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 TV番組で夏バテ防止の雄として取り上げられた、「ニンニクの酢漬け」。ゲスト出演者の興奮した表情に生唾を飲み込み、すぐ実施してみた。驚くべきことに、酢の中に浸したニンニクは、つけて三日〜十日程でまず青色に変色するというのだが。。。お見事。(写真ではよく解らんね。残念!)
 この変色を経て後、色と共に味もまろやかに熟成に向かい、全体が黄金色になったら食べ頃。カレーに良しパスタに良しチャーハンに良し、漬かったニンニクを食べても良し、万能保存食の出来上がりである。書いてるそばからヨダレが溢れてくる。早く金色に染まれ。

 ちなみにまたしてもですが、このニンニクもスーパーで買いました…。 

にんにく酢の作り方…他にもにんにくの工夫料理がたくさん♪
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2004年07月07日

まずは失敗

皐月二十日 晴れ
 今日は【小暑】。
 曰く、大暑来れる前なれば也(暦便覧)
 梅雨明けが近く、本格的な暑さが始まる頃。集中豪雨のシーズン。蓮の花が咲き、蝉の合唱が始まる頃である。<以上 こよみのページ参照>

 カレンダーでは七夕ではありますが、七夕は旧暦で行うのが相応しくもあり時期も適うので、その時期になったらまた綴ってみます。ちなみに今年の七夕(旧暦長月七日)は8月22日になる。

 さて、思いつきで始めた糠漬けをシコシコ手入れしていたが、先週末に初めて本格的に丸ごと野菜を漬けてみた。二日ほどつけて少しいい感じになって来てたので、昨日いよいよ取り出してみたのだ。その雄姿を見よ!
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 カブとナス。もちろんスーパーで購入のお野菜。色が微妙だがその味はいかに!? うん、たしかに、こりゃあ、酸っぱい。一日前の試し食いで、これはなかなかいい感じに漬かっていると思ったその時がやはり食べ時であったのだ。次第に解ってきた事実なのだが、糠漬けは、決して「保存食」ではない。こと現代、冷蔵庫という保存の利器がある点において、保存の為に糠漬けにするのはナンセンスである。というか俺の勘違いなんですが、糠漬けは「発酵食品」なんですな。天然の微生物の助けを借りることで、生で食べる以上に栄養と風味を増していただく知恵。
 であるので、糠漬けは漬けて2時間〜24時間程で食うべし。朝収穫した野菜を糠床にぶち込んで、昼飯か夕飯に白米と共に腹にかっ込む。そんな姿こそが似合う食い物なのかもしれない。
 
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2004年06月24日

タバコの中身

皐月七日 晴れ時々曇り(蒸し暑さ大)
 34度を記録する暑さを言い訳に、昼から少し調べものをしていた。それはタバコの四方山話についてである。今日みたいにだらりとした時間を過ごすとき、ふとタバコを吸いたくなることがある。普段はほとんど喫煙はしない。
 そこで、前から気になっていたタバコの功罪の事実に迫ってみたくなったのだ。で、結論としては、私には功罪の判断は無理ということ。だけど色々わかって面白かった。そして、私の心に引っ掛ったタバコの最大の新事実、「添加物」については書き留めずにはいられなかった。

>>続きはこちら
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2004年06月14日

いざ、my ぬか床

卯月二十七日 晴れ
 先週末、産まれて初めて糠漬けを準備した。昨年作った米を精米して出た糠(ヌカ)500gと、その他諸々。これから毎日欠かさず手を入れてかき混ぜねばならない。畑で取れた野菜をつけることができるのはいつの日か。しばらくは、不本意ながらスーパーで買った野菜を漬ける日々が続きそうだ。

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