注)記事の日付は太陰暦を用いております

2008年12月12日

つわもの

霜月十五日 晴れ


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 明日はつくし農園の集合日。三日前の降雨からは晴天が続き、干した稲の米粒をかじるとカリリと良い音がする。さあ、脱穀だ。


 天日干しにした稲を食べるまでにする作業は、例年のように足踏み脱穀機、唐箕、籾摺り精米の力を借りて行う。それぞれに、やく一年ぶりの登場となる前の今日、物置から引きずり出して掃除とメンテナンスを行った。埃、壊れ、ゆるみ、汚れ達を、雑巾と金槌と紐と愛情で手直ししていく。もともとが自分よりも遥かに大先輩の農機具たちも多く、だいぶガタがきているモノであるのだが、一方で造りがシンプル且つ巧妙であるので、応急であるなら素人の手直しでも十分に整えられる。まずは明日。そして今年の作業まで持たせられたら、来年は大幅な修理も必要だろうか。

 大正生まれ、昭和初期生まれ、歴戦のつわもの達に、もう少し頑張ってもらいましょう。


※過去記事から、つわもの達の雄姿を少し御紹介。

 ◇足踏み脱穀機◇ (2005年12月の記事)

 ◇唐箕◇ (2006年12月の記事)


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2008年11月30日

逆らわず

霜月三日 晴れ

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 稲を刈り終え、安堵す。里山と林に囲まれていた吉瀬から移り、筑波颪(つくばおろし)を正面に受け止めるここ玉取の田畑は、初冬の枯れ進み方が幾分速いように思われる。寒さを正面に受け止めた夏の命は、ためらわず逆らわず見事に枯れ果て、残された米や豆や芋は次の命としていよいよ習熟を迎える。枯れた命はそこで潰えるのではなく屍として田畑に重なり、また残る命は食物として種として次に繋がれやがては田畑へと戻ってゆく。

 自然農の巡りは決して絶えず、絶やさず、命の連鎖の中で次の命がまた育まれていく。作物も、雑草も、虫も風も雨も陽も、想いをもその巡りの中に包んで豊かさを増していくような気がする。

 身を切る北風を受けて臆面なく翌春へ身を預ける草々のごとく、己への困難と機会を正面に受け止めたい。どんな停滞も悩みも自己嫌悪も、自然農の田畑のように全てが繋がれて巡るごとく。ためらわず、逆らわず、枯れてみる。それこそが次の命の源であるから。
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2008年11月15日

小旅行

神無月十八日 雨上がりの夜

 秋葉原を21時48分に発つつくばエクスプレスで帰ると終着駅には22時40分に到着する。事前に確認しておいた、最寄のバス停までの最終バスに間に合う時間であった。その終バスに間に合うからと、横浜での今日の催しに参加してきたその帰り道の話。

 駅の出口をでて左に折れると、バスまでまだ5分ある停留所の灯りが気のせいか薄暗くなっていた。つくばは夜が早い。駅ビルの代わりをつとめるショッピングモールは20時に店を閉じ、飲食店も22時には閉店を迎えて駅の周りはすっかりと静まってくる。そうした普段のつくば駅を知っているだけにその薄暗さに別段違和感を憶えず、バス停に立った僕を待っていたのは、最終バス22時40分の表示であった。

 背中に軽い海外旅行並みのバックパックを背負い、無いと判っていながらも隣の筑波山行きのシャトルバスの停留所も確認してみた。が、やはり、あるはずもない。歩くか?いや、歩きたくない。タクシー?う…む…、なんと言う無駄遣い。思わず尻ポケットの財布に手を当てたその時、同様に無意味なバス停の時刻表をのぞきこむ青年の姿が目に留まった。おお我が同士。お前もか。そうそう、もうバスは無いんだよ。お前も歩くんだよ。そんな連帯感が生まれ始めたその時、僕はすでにその青年に話しかけていた。「筑波大学方面でしたら、タクシー乗り合いしますか?」

 青年の合意は躊躇無く気持ちよいもので、行き先方向を確認して二人で踵を返してタクシー乗り場へ向かうことへ。その途中、またも無意味に停留所に立ち尽くす女性が一人。「せっかくですから。」と青年に確認する間もなく、声はすでにもう一人の同士に届いていたのだった。
 
 そして、それだけの話。途中で順番に帰路に降ろし、割り勘を払い、それぞれの家へ。ただ、それだけの話。

 なんだかそのそれだけの、乗り合いタクシーと背中のバックパックが懐かしくて、少し嬉しかった。最後の乗客となり、家まで残り500mほど手前の交差点で、「ここでいいです。」とタクシーを降り、街灯の無い田んぼ道を歩いて帰ることにしてみた。雨上がりの農道を歩いたその数百円のオマケで缶ビールを買って帰り、なんともうまい一缶に辿り着くことができたのだった。


 乗り合いタクシーとバックパックと缶ビール。日本でもできる小旅行。終バスを逃したちょっとした出費と引き換えに手にした、とても緩やかな楽しさ。人間は、どこまでも楽しいのだ。
 
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2008年11月14日

なにぶん

神無月十七日 晴れ

 副業のため、つくばを少し離れている。

 農園の集合日を終えてから、様子をBlogに載せる暇もなく、駆け足でバタバタと生き急ぐ数日間をすごす。その間、つくし農園のプレーヤーが稲刈りに来られて、携帯電話で話しながら稲刈りについて少しお伝えしたり、つくいちで雑草屋本舗の野菜を買っていただいた方から、自然農野菜の感想や農園を見てみたいとのメールをいただいたり。

 なにぶん道の半ばにて、いろいろな方に不便をおかけしながらの自然農生活。「もう霜は降りたか」「来期の田畑はどうしようか」「サツマイモもどんどん収穫か」と、遠く空を見上げる。


 "我"がまま。"我"がままに畑に向き合うとはどのようなことなのか。自然農で育つ作物に、自身も育てられながら、なるようになるべく。


 さて、戻りは日曜。田んぼが恋しい。



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2008年11月07日

深まり

神無月十日 【立冬】 雨のち晴れ 


 柿干して 西に連なる 夕日かな
 
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 明け方から午前にかけて冷たい雨が通り過ぎた。集合日の前日に予定していた副業が休みになり、二日前に剥いた柿を軒先に干すことにした。立冬とは、秋の極まる頃。冬立ってようやく、秋が深まる。さて、初めての干し柿はうまくいってくれるか。




【立冬】…冬の気立ち初めていよいよ冷ゆれば也(暦便覧)
     ★雑草屋的季節分布★ 秋:冬=9.9:0.1

     これから冬に入る初めの節で、この頃は陽の光もいちだんと弱く、
     日足も目立って短くなり、北国からは山の初冠雪の便りも届くなど、
     冬の気配がうかがえるようになる。
     冬の季節風第一号が吹き始めるのもこの頃である。
     時雨の季節でもあり、山茶花が可憐に咲き始める。
     ※読み:リットウ
     <参考:【室礼】和のこよみ>  
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2008年09月23日

投資

葉月二十四日 【秋分】 晴れ

 前夜の二日酔いを、秋晴れに洗い流されるような陽気の一日。

 このところのBlogを読み返してみたり、パソコンに撮り溜めした写真を見返してみると、とにかく畑の写真、野菜の写真がない。育ってないから撮りたいと思えないのだろうし、撮りたいと思っていても、被写体がない。とはいえ、秋播きのシーズンは毎日毎日着実に明日から昨日に移り、それに追いつき追いつきしながら、枯れ行くとはわかっている雑草の中で消えそうになる作物たちを救済しようと草を刈る。

 肥料をやらないから、育たない。
 雑草をとらないから、育たない。
 農薬をやらないから、育たない。

 VS

 肥料をやらなくても、育つ土に変わるんだ。
 雑草をとらなくても、程よく手を添えればいいんだ。
 農薬をやらなくても、草とも虫とも仲良く育つんだ。
 

 
 せめぎあい、むしろ悩みと迷いが増え、でもやはり、後者を選びまた畑にしゃがんで作業に戻る。自然農に惹かれて毎日を過ごす小生に会いに遊びに来てくれる人がいたり、小生を通じて自然農に興味を憶えたという人がいたりして、そんな何かを体の髄に貯金しているような気分にもなる。 冬の畑はどうなるのか。来年の畑はどうなるのか。グッドイメージを思い描いてニヤリとしてみる背中には常に、全然育たぬ悪寒もしかたなく忍ばせている。どうなるかわからないけど、自然農で作物が育つ畑が出来上がる、その過程も停滞も前進もそれがやっぱり楽しくてしょうがないからやっているのだ。イメージしよう。そして手を動かそう。ニヤリを投資してこそ、豊かな田畑が近づいてくる。ムスリはなるべく田畑にはぶつけないで、せめてハテナに留めておいて、ニヤリを田畑に落としていこう。

 
 たとえ今の喫緊の状況によって十分な時間を畑作業に費やせないことがあったとしても、それを心の中では情けないとは思ってみても、そんな小生のライフサイクルの澱みごとき、自然にとってはそれこそ一つのサイクルに過ぎない。少し放っておいたとしたら野菜は雑草に埋もれて育ってくれないかもしれないが、でも全体の命の量は決して減るわけではなく、結局は豊かに蓄積していくだけなのだから。

 自然とは、自ずから然らしむるさまでもある。おのずから、しからしむる。今の、自分の、自ずから然らしむることに沿って。
 

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 見上げれば必ず空があり、足元には必ず土と草がある。




【秋分】…陰陽の中分となれば也(暦便覧)
     この日は秋の彼岸の中日。
     先祖を敬い、亡くなった人の御霊を偲ぶ日として親しまれている。
     また、この日は春分と同じく、昼と夜の長さがほぼ等しい。しかし、
     秋分の日と春分の日の気温を比較してみると、平均気温で秋分の方が
     10度以上も高くなっている。夏の暑さの名残があるからである。
     雷が鳴らなくなり、虫は地中に隠れ、水が涸れ始める。
     ※読み:シュウブン 
     <参考:【室礼】和のこよみ
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2008年09月18日

葉月十九日 曇り時々雨

 先日の十五夜、とてもとても、大事な夜を過ごした。


 その満月とはかけ離れた、何も動いてないようで、何かに突き動かされているようでもいる、この頃。衝動のような、必然のような、安心のような、不安のような。内的なプライベートには、満ちるような、グラスに溢れるような泰然が湧き上がりながら、パブリックの目前は、頭と体が分離しそうな押し寄せる怒涛の渦に飲まれつつある。

 とにかく、Blogが書けない。仕事として、書かなくてはいけない記事も書けない。日記も書けない。メールも、必至で書いている。ぐわんぐわんと思考と指と眼球の奥が喧嘩をして、殴り書きをしてとにかく前に進んでいる。それでもBlogは進まない。

 自分と、自然農と、生活と、将来が、分離しそうになり、気がついてまた体に入りだす。草刈りと、種播きと、構想と、妄想と、相談と、企みと、献身と、怠惰と、なんでこんなに交通渋滞しているのかわからない。


 これから一ヶ月、「自然農」と徹底的に、思考を中心に向き合うことに決めた。草を刈り、種を播き、あとはひたすら問い重ねてみる。



 草の中はコウロギの大合唱。田んぼでは稲穂が見事に咲き始めた。稲穂は実るものだが、自然農の、古代米は、見事に、咲くのだ。その命の美しさに負けず、有無を言わずに歩け。満月を携えて。
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2008年08月29日

このところ

文月二十九日 雨のち晴れ


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 雨乞いの7月を忘れてしまうほどの、このところの雨模様。晩夏の種播き、苗植え、どうも停滞させられていて困ってしまう。一番欲しい時の7月の水がなくて悔しさもあるが、ひとまずは田んぼも穏やかに湿っていてなにやら心が落ち着いてしまう。開花時の雨は受粉に影響するので心配もあるのだが、まあ台風よりはましである。

 お湿りを喜ぶ田んぼとは違い、畑は雑草が喜び勇んで成長しているのがわかってまたひと苦労。播種作業と雑草管理のウェイトがなかなかバランスが取れず、どっちつかずの畑になってしまわないようにしなければならない。それでも、直売所構想がちょいと足踏み状態もあって、なんとか作物ラッシュからは逃れられていて気持ちが焦っているわけではないのが幸いか。

 直売所、さあ、どうしたもんかね。色々色々、考えて、足踏みして、モンモンして、振り返って、また前見て。『育てて、売る。』たったこれだけのことに、自分が得体の知れないものにとりつかれているようで、不思議。


 そういえば、つくばスタイルという雑誌に、雑草屋やつくいちの記事が掲載されました。お近くの本屋さんで見かけたら、覗いてみてください。

※リンクにはAmazonを貼っていますが、小売店の方々の為にも、できる限りお近くの書店などでお買い求めください。
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2008年08月16日

やったぜこんちくしょう

文月十六日 晴れ時々曇りのち雨、そして雷雨

 念願の、念願の、雷雨がついに降りてきてくれた。



 この二週間、雨らしい雨も、夕立らしい夕立も、これだという水量がないカラカラに干乾びた心体。その全てを潤す、待ちに待ち焦がれた雷雨が、とうとう漆黒の空を引き裂いてこの夜に降臨した。

 ざぶざぶと大地を叩き、びりびりと暗黒を震わし、めきめきと雷光が瞬く。稲が、トマトが、ピーマンが、イモが、大豆が、そして雑草が、今か今かと喉が鳴らんばかりに地下に地上に張り巡らした吸水機能の全機構をフル稼働させて大吸引せよ!!


 またひとつ、またひとつ、ごるんごるんどしんどしん、めきめきめきと、雷神様の大震動。ああまさに、今この大雨。これを、この大雨の一粒一粒をどれほど待ちわびたことか。オリンピックも誕生日も、お盆も集合日も取材もアルバイトも何もかも、くそったれで待ちわびたこの大雨量。

 もっと、もっともっと、もっともっともっと。あふれておぼれて水没してしまえ、とさえ思えるほどの、この一ヶ月を振り返って噛み締める雷雨の夜。



 なんでこんなに嬉しいんだろ。ああ、俺、植物になってきたのかも。せめて今日だけでも。やったぜこんちくしょうだこのやろう。


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(※画像提供…ウェザーニュース
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2008年07月31日

再出発

水無月二十九日 晴れ

 どっぷりと、戦線離脱気味の今日この頃。陰陽五行で言えば季節は「土用」、土用の頃は土を動かすこと勿れ、土を動かせないなら、農作業もできればしないほうがいい?ということでいいでしょうか。
 先週末のSunao Marcheが無事に終了し、熱さに茹だって働かない言い訳ばかりが出てきます。やれやれ。


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photo by yama-san





 

 明日から8月。同時に文月の一日。新暦と旧暦の一日が重なるのは、なかなか珍しいのです。この停滞を、月が欠けていくせいにして、明日からいざ、再出発したく。

 いよいよ、秋野菜、冬野菜の作付け、種播きシーズン到来。現実の頭の中は、白紙の作付けマップが大展開。目先の足元は、ビニルハウス設営?直売所オープン?新規イベント?そもそも経営危機? そして飛翔する脳内では、世界の穀物備蓄量化学肥料の輸出規制の問題がトピックに渦巻く今日この頃。
 人と人が横に繋がりつつ、時代と時代が縦に繋がっていく交差点に、自分と自然農が関わる術はあるか。国際関係学を卒業して、環境コンサルティングを離職して、自然農のインチキ百姓として生きる自分が、このつくばで触媒できることは何か?

 3年先の自分は元気ですか?5年先の日本は生き生きしてますか?10年先の世界は何が残っていますか? 


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 素朴ながら、友人のレストランに野菜を使ってもらったり、そういうことは単純に嬉しく、プロフェッショナルではないなりに、彷徨いながら、次のステップへ。
 なんか、なんだか、最近頭も体も固ぇなあ! 

 何でもあり。どんな変化も、たおやかな自然のDNAのように。
 
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2008年07月25日

大日輪

水無月十三日 晴れのち雷雨

 

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 久方の 雨雲恋し 日輪草
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2008年07月13日

即非

水無月十一日 晴れ

 暑い暑い暑い陽射しにはただひたすら逃げるしかなく、やり残しの田植えを脳裏に引きずりながらも休むしかない。ちくしょう太陽めこんなに暑くならなくてもいいじゃねえかとぼやきながら本屋に逃げ込んで何冊かを抱えた帰り道、こんなに暑いおかげで、昼間にじっとり汗をかきながら読書を楽しめるじゃねえか、と考えてみた。暑いおかげで夜明けの田畑の神秘を感じながら早朝に作業でき、暑いおかげで9時には家に戻り寝っころがって読書でき、暑いおかげで冷水全開でシャワーを楽しみ、暑いおかげで夕方作業の後のビールが至高になる。田植え、草刈りは、涼しい時にやりゃあいい。暑いおかげで楽しめることがなんと増えたことか。愚痴言って熱暑を恨むよりまあなんと気持ちいいこと。

 そんなもんよね。


 毎日は過日として去りながら、日々積み重なり、また瑣末に流れていく。Blogに載せようと肩肘が張るたびに、次の瞬間にはどうでもないこととして次の日を迎えていく。それに固執もせず、飽きもせず、誰に訴えるでもなく、こうした暑苦しい日にキーを叩けばよいのだ。

 この10日ほどの通り過ぎたこと。友人のパン屋にルッコラを使ってもらえた。つくいちを終え野菜2万円ほど売り上げた。お気に入りのビアホールを見つけて週に4回訪れた。ほぼ毎日ビールを飲んだ。スナオマルシェのコアメンバーで集まって会話して手作りビールを飲んでもらった。友人のカフェに葉物野菜を買ってもらい食材に利用してもらった。一ノ矢神社のニンニク祭りで厄除けニンニクを手に入れた。埼玉の知人の農園へ稲の苗をいただきに馳せ参じた。こってりラーメンを楽しんだ。ギラギラの太陽の下、集合日に畑作業と田植え作業をみんなでモリモリだらだら頑張った。友人のレストランに葉物野菜を使ってオードブルを作ってもらった。つくし農園の懇親会にそれをみんなで楽しんだ。飲んで語って二日酔い気味ながら早起きの田んぼで汗を出した。

 ただ、それだけの10日ほど。大切な人にも再会し、そしてまた次の一日へ。どうでもよく、どうでもよくないということ。「即非」を問答しながら。


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 苗即非苗 是名苗
 苗は苗ではない、故にそれは苗である




一即一切・一切即一と即非の論理(1)
 …Blog「ひとりよがりの窓」より


即非の論理
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2008年06月19日

ばくしゅう

皐月十五日 晴れ

 田んぼで草刈り、畑で草刈り、売れ残っていたサツマイモの苗を植えきり、畑の一区画にサトウモロコシの種を播き、二十日大根の雑草管理をし、satoさんと雑談し、家に帰っては自ビールの瓶詰め作業に3時間、食欲ゼロで間引き大根の甘酢漬けをアテに瓶詰めに余った麦汁の残りを飲む。

 あと数日はこんな日が続きそう(麦汁はもうないけど)。


 畑には麦秋が訪れています。


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2008年06月08日

ふと

皐月五日 曇り時々晴れ

 昨日、一日中声を出していた気がする6月の集合日が終了(笑)。ビール飲んで夜更かしして、今日は朝から田んぼに出て、畑もやってなぜか木にも登って、気がついたら日が暮れていた。

 
 昨日一日を楽しく過ごした後、今日一日をしこしこと目の前だけの作業を進めた。本来の時間などあるわけではないが、あまりにも対照的な時間の流れ方で、ふと可笑しかった。自然農の毎日は、地味であり、地道なもんです。


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 昨日のお好み焼きとビールと焼酎、美味かったなあ。あー、両腕の三角筋が痛い。
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2008年05月19日

何事も

卯月十五日 曇り

 撮りだめしていた写真もコレで最後。先週からの日照りもひと段落して少しお湿りが来る気配。苗たち以上に喜んでいるのはもちろん小生です。何事もひと休みひと休み。早く雨来て(涙)。

 てなわけで、今日はこれ。

 
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 天高く、ひときわつくし農園にそびえるライ麦様の立ち姿。「お前にはひと休みが多すぎる!」という声は無視いたします。

 
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2008年05月18日

ひとしお

卯月十四日 晴れ

 新しい畑、という言い訳を用意しておくのは情けないが、日々悩ましい格闘が続く。それでもなんとか芽を伸ばして可能性を感じさせてくれる苗たちには愛情もひとしおであり、それだけ失敗したときも肩が落ちる。 全国津々浦々の諸先輩の話を思い返すにつれ、最初の2、3年は収穫がほとんどなかったなどという話も現実味を帯びてきて、背筋が時々寒くなるのが悔しい。

 結果を嘆くのは早すぎる。今はただ、雑草たちが土をフカフカに耕してくれる確かな底力を知っている自分との根競べであり、時間と自然と自分の手加減を信じよう。 それにしても不安だねこりゃ。

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 そんなときに苗床に芽をそろえる苗たちの姿には、まっこと勇気づけられます。 左上からキャベツ、ネギ、トマト、ピーマン。共に頑張ろうな。
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2008年05月15日

四寒二温

卯月十一日 晴れ

 ここ数日ぶりに、暖かさが盛り返した。

 田んぼ。まだ苗代を作ってない籾が残っている。雑草取りも遅れている。区画もポールを立ててしまわなければ。

 畑。葉モノ、豆類、瓜科、コーン、オクラ、サツマイモ、雑穀、種播きの順番待ちで長蛇の列。畝作り、まだ終わらず。ビニルハウス?いつ建てんだ!!


 夏のイベント(計画中)に向けてHPを整備していこうと、Blogから整理しようとしているが、昨日画面に向かいすぎてパソコンなんか触りたくない。メールも開かないネットも見ない日も一日くらい作んないと駄目ですね。

 明日、明後日、やのさって。どっぷり農作業しよう。

 
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 数週間まえの写真ですが、菜の花、ラッキョウを天麩羅に。めちゃくちゃ旨かった。採れたて野菜の天麩羅、最強。
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2008年03月18日

綯い交ぜ

如月十一日 晴れ時々曇り

 二十日ぶりの更新。集合日準備、確定申告、畦のやり直し、新展開準備、花粉症。目まぐるしく鼻先にやることリストがぶら下がりすぎて一日一日を空回りさせて過ごしている。

 ジャガイモの作付けが遅れている。それだけでも大いなる失態。さらには今週末に私用のイベントも控える。百姓は半年先、せめて3ヶ月先を見て動かなければならん。6年目のインチキ百姓にはまだまだ身につかない。悔しさと、花粉への逆恨みと、焦りを綯い交ぜにして鍬を振れ。緑に包まれる至福の畑を想い描け。
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2008年02月14日

だって

睦月八日 強風時々晴れ

 連休明けにひと休みの雨が降ってくれたと喜んでいたら、いったいぜんたいなんなんだよ、と愚痴が大声になりそうな程の冬将軍がつくばを吹き荒れた。いやもう、さむうてさむうて、作業にならん。家の戸を開けて、さあ行こうかと思ったとたん、寒さのかたまりが庭に吹き込んでくる。うーん、としばし唸って、家の中での作業を思いつく限り思い出して、この二日間を畑に出ずに過ごした。

 だって、寒いんだもん!!!


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 庭木がびゅうびゅう揺れる中、梅の蕾が日に日に膨らみを増している。えらいよなあ。
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2008年01月25日

すみません

師走十八日 晴れ

 今日から5日間ほど30日まで、引越手続きでインターネットで接続ができなくなるため、ネットを介した連絡が取りにくくなります。

 ご連絡、ご対応が遅くなってしまいますがご了承くださいませ。緊急の方は下記携帯のアドレスまでにご連絡下さい。

 zassouya に @wm.pdx.ne.jp をつけてください。


 取り急ぎ、ご案内申し上げます。
posted by 学 at 13:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然なる日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする